愛用道具(削る・切る・彫る)

洋カンナ

洋カンナ日本の和カンナは手前に引いて使用しますが、洋カンナは押して使用します。木材の平面出し等の際に使用します。自在に扱うにはまだまだ修行が必要です。

ベビーカンナ

ベビーカンナとても小さい豆カンナです。使用する場面に合わせて3種類のサイズを使い分けています。また、楓(かえで)を削る場合はギザギザの刃(Tooth Blade)、松の場合は通常の刃と、材料によって刃を使い分けます。見た目も可愛いので気に入っています。(^^)

ナイフ(自作)

ナイフ私の学校では、自分用のナイフを自作します。必要に迫られ私も作りました。2種類のうち、上が通常使用のナイフ(f字孔やバスバーを削ったり)、下がパフリング専用ナイフです。ナイフ自身(刃)は汎用ヤスリをグラインダーで加工して、柄は堅い木が良いということでカリンの木で作りました。しかし、出来はイマイチ。。。(カリンで作ったのでちょっと重めなのも気にかかります。楓の方がいいかな?)自分の手にフィットするように、手直ししていきたいです。

ブロックガウジ

ブロックガウジブロックのコーナー部分の曲面を削る丸ノミです。ブロックが良く出来るとその後の横板の取り付けが楽になるので、いかに精度良く削るかが大事になってきます。

V字ガウジ

V字ガウジ先端がV字になっているノミです。主に狭い場所を削る時に使います。

シャベル

シャベルとても大きなノミです。私たちの学校では、表板、裏板のアーチを出すのに、このノミを使って荒削りをしています。先生に頼んでアメリカで買ってきてもらいました。体の全身を使ってこのシャベルを使う様は土木作業のようです。

スクロールガウジ

scroll_gougeネックのスクロール部分を削るノミです。色々とサイズがあり、場所に応じて使い分けています。

スクレーパー(自作)

スクレーパー豆カンナで削った後の仕上げ作業等に使います。よく砥げており出来の良いスクレパーですと本当に綺麗に仕上げることができます。しかし私、スクレーパーを研ぐのが苦手です。

ヤスリ

ヤスリ平ヤスリ、半丸ヤスリ、ネック用の小さいヤスリです。仕上げ作業等にて必要になってきます。

接ぎ用カンナ(共用物)

接ぎ用カンナ接ぎ(ハギ)を行う際に、使用する巨大カンナです。右手前の通常のカンナと比べて大きいのがお分かりいただけるかと思います。接ぎの際には、このカンナの調整が非常に重要です。(カンナ調整3時間、接ぎ5分。。。)

私もそのうち、このカンナを自作しなければいけません。


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愛用道具(削る・切る・彫る)」への7件のフィードバック

  1. ピンバック: violin@toramoku - 製作日記(2005年4月)

  2. SAKAI Yoshinori

     初めてE-mailを送信させて頂きます。

     私は、クレモナで28年弦楽器製作を営む坂井克則と申します。
    いつも、虎杢さんのホームページ楽しく拝見させて頂いております。

     私は、10年位前から自費出版したい弦楽器関係の拙稿がいくつかあり、大手出版社に打診したのですが、あまりにも専門的でペイ出来ないという事でイタリア語訳版ともども、自分で出すことにしました。

    そして、これらの本の紹介及び販売を兼ねて、20年以上前に作った未公開の弦楽器関係のホームページを公開することに決めました。
    ホームページは、質はともかく量はかなりあり、拙作のフリーウェアソフトもダウンロードできるようになっております。
    また、現代の製作者には多少難解かもしれませんが、ストラデヴァリの製作理念等の記述もあり、弦楽器製作を学ぶ方に見ていただければ少しは役に立つかと思い、このホームページを紹介させていただきました。

    私のホームページは、http://www.decagon.it です。

      よろしくお願いいたします。 坂井 克則
     
                             SAKAI Yoshinori

                             Via B. GATTI 2
    26100 CREMONA
    ITALY

  3. とらもく 投稿作成者

    坂井様

    初めまして、当サイト管理人の「とらもく」と申します。
    書き込み頂きまして大変ありがとうございます。
    また、本場イタリアにいらっしゃる楽器製作の大先輩からということで恐縮しております。
    ご存知の通り、私はまだ数台作っただけの、完全なアマチュアでございます。コツコツ作る過程等を失敗も含めてこのサイトで公開していければと感じております。

    ホームページのご連絡大変ありがとうございます。
    少々、拝見させて頂きましたが情報量が多くて正直びっくり致しました。
    非常にためになります。ありがとうございます。

    今の私は先生に教わった通りに手順を進めています。何故そうするのか、何故この数値とするのか等、理由を考えることもなかったように思います。

    坂井さんのホームページには、このあたりの根本的な考え方ですとか、何百台も製作された過程での仮説等が散りばめられているように見受けられました。
    (すみません、情報量が多くてまだ少ししか見れておりません。)

    尊大な言い方で恐縮ですが、私だけでなく、弦楽器作成を勉強されている皆さんの参考になるように感じました。

    ご連絡ありがとうございます。
    少々時間はかかると思いますが、ホームページ拝見させていただきます。

    当方でリンクのページを作った際には、こちらからリンクさせて頂ければと存じます。
    週末に外出していた関係で、ご返信が遅れましたことをお詫び申し上げます。

  4. SAKAI Yoshinori

    とらもく様

    ご丁寧な、ご返事有難うございました。

     現代の総ての製作者を敵に回すような内容もあり、自分の批判的性格が出ていていけないなとも思っているのですが、もう直らないので諦めています。

    公開した以上、自分で責任を持つしかないですね。

     私のホームページの容量が100Mバイトなので、200Mバイト以上あった内容から、イタリア語のページや拙作フリーウェアプログラムや『ストラデヴァリの道具に見る絡繰』と言うページ等を割愛してありますが、徐々に、方法を見つけて、アップロードして行きたいと思っております。

     ところで、このページは愛用道具のページだったので書かせて頂きます。
     まだアップロードしていない『ストラデヴァリの道具に見る絡繰』の内容の一つに関してですが、現代の製作者は、パフリング(purfling)を入れる線を引くのに二枚刃のパフリングカッターを使います。これは、1.2mmほどの細い平行線を引くのだから二枚刃の方が合理的の様に思われます。しかしストラデヴァリは幅の違う一枚刃のパフリングカッターを二回引く事でこの平行線を引いています。

     サッコーニの”ストラデヴァリの秘密”と言う名著にも『なぜ平行線を引くのに幅の違う一枚刃のパフリングカッターをわざわざ二回使ったか』と言う事に関しての明快な回答はないのですが、私は、このやり方を知った時にストラデヴァリの感性のすばらしさに感激しました。
    現代の製作者たちから見たら、ダサくて、馬鹿げた方法と思うかもしれませんが、この中にもストラデヴァリの楽器のすばらしさの秘密があります。

     皆さん、どう思いますか?

    よろしくお願いします。
                                            坂井 克則

  5. SAKAI Yoshinori

    追伸(また書き込みさせて頂きます)

    ストラデヴァリも私も(並列に書くのは気が引けますが)、
    最初の楽器があり、アマチュアであった時があります。
    私は、最初の二台の楽器は、いまだに自分の弾く楽器として残しており、毎年一台ずつ自分の楽器を、ニスの変化や、作風の変遷を見るために手元に残しています。
    (少し売ってしまっているが)
    時々、最初の楽器と今の楽器を比べると、技術的には、今の楽器の方が圧倒的に高いのですが、最初の二台の楽器には、アマチュアの情熱と言うか、味があると言うか、コツコツ作る事の力強さが在る様に感じられます。
    (料理のうまいと、味があるとの違いかもしれません)
    とらもくさんも、コツコツ作る過程をこのサイトで見せてください。
    私も、初心に戻れます。
                         坂井 克則

                         

  6. とらもく 投稿作成者

    坂井様

    こんばんは、「とらもく」です。
    お返事ありがとうございます。

    パフリングカッターの件、ストラドがどうして一枚刃を2回使ったのか、正直、検討がつきません。

    私は二枚刃を使っていますし、私の先生も二枚刃です。理屈的には、同じ幅の平行線をひくのだから二枚刃を使う方が良いように思えます。

    うーん、どうしてなんでしょうか。ビースティングのあたりが関係しているのでしょうか? ちょっと私には検討がつきません(^^;

    私はパフリングカッターを使うのが苦手ですので(うまく平行線を引けないんです)、2回もひくとなると、それこそ気が滅入りそうです。

    本件、お分かりになる皆さんいらっしゃいますか? なにか知っていたら教えてくださいね。

    追伸の件、ありがとうございます。

    私も駄作ながら最初の1艇目を手元においております。やはり最初に自分で作った楽器ですので(といっても先生の手が入っていますが)、情熱と想いがあります。
    きっと、この先も手放さないだろうと思います。(勿論、人様に売れるような代物ではないのですが。)
    アマチュアらしく、コツコツ、失敗しながら続けていこうと思います。

  7. ピンバック: ハプニングとは重なるものである - violin@toramoku

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