簡易作業台の製作

ベンチ自宅に作業台があればいいな~と思います。色々調べてみると、本格的な作業台(ワークベンチ)としては、ULMIA社(←左の写真の物です。私たちの工房にあるベンチ)やショーベリ社(←まだ実物を拝見したことありません)等が有名なようですが、やはり物が良いだけに高価です。(貧乏人の私にはとても買えません。。。)また、サイズもデカイので、私のような6畳一間の自室に置くわけにはいきません。(置いても良いですが、生活スペースがなくなります(^^;)

なにか上手いことできないかな~と悶々と考え数週間。我流簡易作業台を作ることにしました。作業台の製作は初めてですし、日曜大工自体が初心者ですが、あれこれ工夫しながら使いやすい物が出来ればな~と思います。

なお、このページは次のような読者を対象にしています。お金に余裕があり、設置スペースもある方は真似をせず本格的なベンチを購入してください(^^;

  • 自宅に作業台が欲しい!でもなるべく安く。。。
  • 見ばえにはこだわりません。
  • 失敗も勉強のうち!あれこれ試行錯誤したい。。。

設計

設計図いきなり作り始めては、100%失敗すると思いましたので、自分の頭の中を整理する意味も込め、簡単な設計図(らしき物)を書きました。(左の画像をクリックすると外観図をご覧いただけます。)

構造は、シンプルそのもの。左右の足の上に天板が載っています。また、両足の間に柱を渡しその上に棚板を載せます。何のことはない、ただの机です。。。

ポイントをあげるとすれば、左右の足、棚板、および天板が取り外し可能なところでしょうか。完成後でも、ある程度のパーツにまで簡単に分解できるようにします。(不要になった際は、分解して押入れの奥底にしまい込めますしね(^^;)このあたりの仕組みは、後述の製作写真中にてご覧いただければと思います。

板取り図概要図を元に、板取り図も書きました(^^;(概要図での色分けと板取り図の色分けは対応しています。)

このような机をつくる場合、本当はほぞ組みを行うのが、強度の面から良いのでしょうが、ほぞ組みなんぞやったことがありません(^^;したがって、ほとんど全ての結合は、木ダボ+木工ボンド接着を想定しています。

先ず足部分になる【木材1】です。ホームセンターで物色しましたが、本稿の趣旨の一つ、安く作る、という観点から、材料とすべき木材は一択(^^; 日曜大工の強い味方、2×材(ツーバイざい)です。ただ、軟らかいという欠点があります。。。また、節等があり見映えがあまり綺麗ではありませんが、そこは目をつむります。

同じく、【木材2】も2×材です。

なお、2×材については、こちらに詳しく書かれているので、ご参考まで。

【木材3】は天板です。894×505×25mmと中途半端なサイズになっていますが、これは、私が行ったホームセンターに、偶然このサイズの集成材があったからです。(迷ったあげく購入しましたが、よく見ると反っているし、欠けはあるしでハズレだったかもしれません。。。)サイズは皆さんのお好みで(^^ ただし、天板ですので、堅い木の方が良いかもしれません。(いわゆる無垢材では天板サイズとなると非常に高価になってしまうので、コストパフォーマンスを考えるとMDFでも良いかもしれませんね。)

【木材4】は、棚板です。これはラワン合板が第一候補。(私は何を間違ったか割高なシナ合板を買ってしまいましたが。)厚さは特段重いものを載せない限りは12mmで十分と思います。

【木材1】で1,200円。【木材2】で325円。【木材3】で2,300円。【木材4】で約900円(ラワン合板12mm厚の場合)でしたのでトータルで5,000円以内に収まる計算!なお、【木材1】および【木材2】はホームセンターで厚さを35mmに加工してもらいました。(2×材ですので表面が汚いし平面もでていないと思いますので。)

切断した材料設計図に従って切断した材料です。(棚板は後日購入したので写っていません。)

製作開始(足編)

先ずは、設計図をもとに足の組み立て。足になる部材は、A、B、C、Fです。全て木ダボ+木工ボンド接着としました。日曜大工のご経験がある方は、要領が分かると思いますので、私の下手な説明は読まずにすっ飛ばして作ってください~(^^;

【作業の概要】

電動ドライバーを使って、木ダボを埋め込むための穴を部材にあけていきます。ただし、このときに、接着するお互いの部材に穴の位置ずれがおきないようにしなければいけません。そのため、私はマーキングポンチを使用しました。穴あけが終わったら、木ダボを挿入して木工ボンドを塗りたくり、部材を結合してクランプで締め上げて一先ず完成です。製作の雰囲気は下記の写真をご覧いただければと思います。なお、実際に製作される方は、VIC’sD.I.Y.様のページに木ダボ接着について詳しく書かれていますので、先ずはそちらを参考に。

センターポンチでマーク木ダボを埋め込む位置を鉛筆でマーク。穴あけがしやすいようセンターポンチで(キリでも何でも良いですが)、少し穴をあけました。

電動ドライバーに水準器を取り付ける次に、電動ドライバーで穴あけ。しかし、日曜大工初心者の私がやると穴がまっすぐにならず、斜めになってしまう。。。

これでは、具合が悪いので初心者の方が良く使う?手を真似ました。写真を見てもらえば分かりますが、電動ドライバーのお尻にテープで水準器を取り付けました。この水準器を見ながら穴あけを行えば、正確にまっすぐに穴があくといった按配です(^^;

テープを巻きつける水準器付き電動ドライバーで、穴をあけていきます。しかし、ここでも穴をあける深さに注意が必要。(浅いと木ダボが完全に入らずに底あたりしてしまう。極端に深すぎても具合が悪い。)

そこで、ドリルの刃に穴あけ深さを確認するテープを巻きつけました。(黄色のテープがそうです。)テープを巻いた所が穴の縁に接触し始めたら穴あけを止めます。これで希望の深さの穴をあけることができます。

マーキングポンチあけた穴にマーキングポンチを差し込みます。

接着するもう片方の相方の部材を軽くあててみて、位置を調整します。そしてグィッと押し付けます。

マーキングポンチの跡そうすると写真のように、相方の木にマーキングポンチの跡がつきます。あとは、この跡の位置に同様に穴をあけます。

木ダボを入れてボンドを塗るいよいよ接着。穴に木ダボを入れて(完全に入るよう上からトンカチでたたく。)、木工ボンドを塗りたくります。で、穴をあけた相方の部材をはめこみます。(これまた完全に入るようトンカチする。)

クランプで固定最後にクランプで固定。圧着させないと木工ボンド本来の接着力が期待できないので、手持ちのクランプをたくさん使って締め付けています。(でもあまり派手にやるとクランプの力で木が歪んでしまうので、確認しながらほどほどに。)

固定後は、ボンドが完全硬化するまで、1日程この状態のまま寝かせました。

完成した左右の足左右の足が完成しました!2×材ですが、クランプできちんと圧着して接着すれば、ヤワな感じはしません。

足のジョイント編

左右の足ができましたので、いよいよ両足を結合します。当初は、簡単に木ネジでくっつけようかなと思いましたが、分解するときのことを考えて結局ボルト固定にしてみました(^^; (別にネジ留めでも良かったかもしれません。)

オニメナットオニメナット。ボルトの受けになります。私が使ったのは、M8のボルトが入る物。全部で8個使いました。

ボルト類ボルト類。M8ボルトとM8用のワッシャー、ナット。これで1セット。私は8セット使いました。

ボルト固定用の穴部材Cと部材Dにボルトが通る穴をあける。今回はM8のボルトを使いましたので直径8mmの穴をあけました。(部材Cは写真のように貫通穴をあける。部材Dは最低限、オニメナットが入る深さの穴をあける)なお、穴あけの要領は上記の木ダボのときと基本的に同じですが、ボルトを通すので位置ずれに注意が必要。

オニメナットをねじ込む部材Dの方は、8mmの穴のままだと、恐らくオニメナットが入らないので少し穴をひろげてやりました。(今回は、オニメナットの但し書きに従い11.5mmの下穴にしました。)

で、写真のように、下穴をあけた部材Dにオニメナットをレンチでねじ込みます。

ボルトで足を固定無事、部材Dにオニメナットを埋め込んだら、部材Cの外側の方からボルトを差し込んでワッシャーとナットで固定。(オニメナットがボルトの受けになります。)位置ずれなく穴あけできていればすんなりボルトが入るハズ。このような方法で足を固定していきました。

固定された足全部の足を固定しました。おおっ、机っぽくなってきました(^^

この時点で、足のガタツキ等をチェック。木ダボやボルトできつく固定しているので、机自体にヤワな感じはありませんが、左右の足が地面にちゃんと着いていないと、机がガタガタしてしまいます。実際の設置場所に置いてチェックしましたが、やはりちょっとガタついていたので、足の裏をカンナで削ってフィットさせました。

棚板編

次は、棚板です。やはり荷物をおいておける棚があると便利かな~と思いまして。棚板の取り付けは色々な方法が考えられますが、今回はシンプル・イズ・ザ・ベストでやってみました!?

棚板材料設計図に従って四隅を切り取った棚板材(部材H)。四隅の切り抜きの精度はそんなに必要ありません。私はかなり大雑把にしてしまいました。

で、この棚板を出来上がった足の上方からストンと落とし込んでやります。

棚板を設置すると写真のように部材Dと部材Fの上にちょうど載ります。おおっ、棚板完成!(決して、手抜きとは言わないでください。。。)

ちなみに、加重試験のため、私、棚板の上に腰掛けてみましたが、全然大丈夫でした。一先ず、合格でしょうか?

天板編

続いて天板の取り付けです。これも至極簡単!

流れとしては、先ず、天板(部材G)の裏面に、部材Eを取り付けます。部材Eは、いわゆる天板側の足です。そして、これまで製作してきた土台をこの部材Eと木ダボ結合します。作業の雰囲気は下記をご覧ください~

天板の足天板(部材G)の裏面に天板の足となる部材Eをくっつけていきます。私は、例によって木ダボ接合としました。(写真は、木ダボ穴をあけ、ボンド接着前の状態。少々見にくいのでクリックすると大きな画像でひらきます。)

天板の足を接着ボンドが乾くまでクランプで1日程固定しました。出来上がると写真のように天板の裏面に足がついてような姿になります。

天板固定のための木ダボいよいよ、この天板と土台部分をくっつけます。が、ボンド接着すると天板の取り外しができなくなるので、今回はボンドを使わずに、木ダボをただ単に嵌め込むだけとしました。

ダボ穴をあけるのは、天板の裏面に接合した部材Eと土台の部材Aです。例によって位置ずれがおきないように注意しながらダボ穴をあけました。(写真は、土台の部材Aにダボを差し込んだ状態。見にくいのでクリックすると大きな画像で見れます。当然、天板の部材Eにも対応する穴があいています。)あとは、天板を嵌め込むだけです。

完成した作業机天板がついて作業机になりました。一先ず完成です!

ちなみに、またまた加重試験のため、今度は、天板の上に、寝転んでみました。大丈夫でした(^^;

今後の予定など

当初の予定通り?みかけは悪いですが、なんとか作業台が出来ました。費用も、木材で約5,000円、ボルト等の金具で約300円ですので、トータルで5,300円以内に収まりました。(木ダボや電動ドライバー等は手持ち品を流用。)

しかし、このままでは、単なる机ですね(^^; やはり、木工作業台としては、ULMIA社のベンチに付いているような木材を固定できるバイスが欲しいですね~(←どこまでも高望み~) 次なる課題は、バイスです。何とか自作できないか、あれこれ試案したいと思います。皆さん、良いアイディアがあったら教えてね!


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簡易作業台の製作」への3件のフィードバック

  1. hiroshi1759

    素晴らしい作業台を見まして大変よくできていると思いました、私は定年退職してから始めたものです。私もお金がないので、できるだけ少額で作る事に専念しています。そのため、安価なジョイントカッターを購入して
    ホームセンター等で安いSPF材を購入し材料を圧着し1m×2m位の座卓も費用は約4000円位で製作出来ます。このような道具を使うとますます木工が楽しくなると思います。

  2. とらもく 投稿作成者

    hiroshi1759さん

    こんばんは、「とらもく」と申します。
    コメントありがとうございます。

    お褒め頂きまして恐縮です。本当はもっと良い作り方があるんでしょうが、私にはこれが限界でした(^^;

    ビスケットジョイントカッターを使うと、SPF材で大物も接ぐことができるんですね!
    大きな天板を安価な材で作れるのは魅力的です(^^

    木工は楽しいですよね。今は時間が取れないのが残念ですが、色々と作りたいものがあります。(そのうち、公開できれば良いですが・・・。)

    コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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