- 最終更新: 2009-06-29 (月) 1:32
2005年10月27日~10月31日にかけて、アメリカ・シカゴに行って来ました。先生から頼まれたお使いが目的ですが、用事が終わった後は市内観光に大忙し! ちょっとドキドキ、でもエキサイティングな一人旅!とても魅力的な街、シカゴの様子、ご覧ください~(写真がたくさんあるので表示がちょっと重いですがイヤにならないで見てね)
シカゴってどこにあるの?
シカゴの場所ですが、アメリカ中西部、五大湖で有名なミシガン湖のほとりにあります。ニューヨーク、ロスアンゼルスに次ぐアメリカ第3の都市だそうです。州はイリノイ州。ちなみに日本からは直通の飛行機で約12時間の旅です。時差は、15時間マイナスですので、日本と昼夜が逆転することになります(^^;
到着初日
成田空港からJAL機に乗って、シカゴ・オヘア国際空港(O’Hare International Airport)に到着。この空港、離発着数世界一をほこる大空港とのことです。
入国審査も無事終了し、荷物受け取りもOK。いよいよ市内中心部(ダウンタウン)に向かおうとタクシー乗り場に向かいましたが、同じくタクシー待ちをしていた東洋系の方と目的地が近かったためタクシーをシェアすることになりました。$20浮きました(^^
先生から頼まれた訪問先に行き、用事をあれこれ済ませているともう昼時です。昼食は、訪問先の方から教えていただいた「Potbelly」というお店に行きました。チキンサンドイッチです。なかなか美味。大学が近くにあるということで店内はたくさんの学生で賑わっておりました。
先生から頼まれたお使いが終わると、すでに夕方でした。しかし、英語力不足で自分が伝えたいと思った内容の半分くらいしか伝えられなかったような気がします。もっとも他の半分はジェスチャーでカバーしようと努力しましたが。。。時差の関係で頭はボーッとしているし、とりあえず先方が予約してくれたホテルに向かいました。
”The Congress Plaza Hotel” 結構歴史があるようで、少なくとも100年はたっているようでした。学生の私には分不相応な宿泊先ですが、私のお金で泊まるわけではないので気にしないことにします。
部屋の様子です。ものすごく大きいベッドでした。まくらが3個横に並んでありましたので、キングサイズと呼ばれるものだと思います。快適、快適。
大きなテレビもありました。流れているのは当然、アメリカの番組!
引き出し中に、聖書発見!やっぱりアメリカも日本も同じなのね。
夜、ちょっと夜食探しをかねて市内をブラブラしました。中心的な通りの一つミシガン通りを歩いていると、ビルになにやら文字が。
そうです。アメリカの野球、ワールドシリーズで地元シカゴの球団、「ホワイトソックス」が優勝したお祝いです。結構、デカデカと照っていました。
他の通りも歩いていると、「セブン・イレブン」が。アメリカにもあるのね。。。
もちろん、店内に入ってみました。やっぱり日本とは違います。品揃えは勿論、店内で作ったホットコーヒーなどを売っていました。そういえばシカゴに滞在中、コーヒーカップを持って歩いているアメリカの人をやたら多く見かけました。皆さん、コーヒー好きなのね。
夜、時差の関係であまり眠れず。う~ん、行きの飛行機で十分に寝れなかったのがまずかったのでしょうか。
2日目
朝食ですが、折角、外国に来たのだから名物を食べようと、ガイドブックに載っているお店に行きました。マグニフィセントマイルにある「Tempo」というお店です。ちなみにマグニフィセントマイルは日本語訳で「魅惑の1マイル」といい、日本の銀座通りに匹敵する通りだそうです。高級ショップやデパート、ホテルが建ち並びます。まあ、ショッピングにあまり興味がない私には関係ありません。
で、一応、店員さんにお勧めの料理を聞きました。オムレツだそうです。それにトライしてみましたが、出てきた料理を見てびっくり!これ朝食なんですよ。でかすぎです・・・。
頑張って食べましたが、これが限界でした。本当に吐きそうになりました。「これはひょっとして店員にだまされたのか?」と思い、周りを見てみましたが、普通のアメリカ人のご婦人が、これ位の量をぺロリと食べておりました。。。
ちなみに、この日は夜11時まで何も食べなくても大丈夫でした。。。
朝食後、先生のお使いで少々お仕事。その後、「Bein & Fushi」という有名な楽器店に向かいました。あらかじめ私の先生から先方に話が行っており、勉強のため、楽器を色々と見せていただけることになっていたからです。
Bein & Fushiが入っている建物です。「FINE ARTS BUILDING」といい、芸術関係のお店が多数入っているようでした。それにしても、とても古く、歴史を感じさせる建物です。
入り口を入ったすぐのところにある「THE PLAY HOUSE」。一体、何をするところなんでしょう?
10階にあるBein & Fushiの入り口。両脇に絵が飾られておりなにやら重厚な雰囲気。入るのにちょっと緊張してしまいました。
お会いさせていただいた方はたいへん忙しいようでしたが、色々な楽器を見せてくれました。ガルネリ、ストラド、アマティ、ロッカなどなど。事前に話しが行っていたとはいえ、東洋のいち学生に対して、億円単位の楽器をおしげもなく見せてくれました!感謝です。
ガルネリも良かったけど、強く印象に残ったのは、アマティのヴァイオリン(グランドパターン)とランドルフィのヴァイオリンでした。
余談ですが、トイレに行ったときにちょっと気づいたこと。便器の位置が高く用を足すときにちょっと背伸びしないととどかないんです。。。日本人との体格差を実感。
また、このビルですが、そうとう古いのでエレベータも古い。既にガタがきているのか、何とエレベータが微妙にズレて(数10cm)止まるんです。で、その微妙なズレを手動で直すため位置を操作する人がエレベータ内に常駐していました。(写真の左端にいる男性がそうです。)日本ではちょっと見られない光景でした。
数時間ほど、楽器を見せていただいた後、お礼を行ってお店を後にしました。たくさん名器を見れて満足です。
いよいよ観光開始です。先ずは、写真のミシガン通りを通ってシカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)に向かいました。
ミシガン通り沿いには、シカゴ交響楽団のホールがありました。全米No.1の実力とのこと、聴いてみたいな~
シカゴ美術館に到着。ライオンの彫刻が出迎えてくれました。
でもよく見ると、このライオン、野球のヘルメットをかぶっていました。皆さん、本当に地元球団、ホワイトソックスが好きなんですね~
シカゴ美術館はとにかく広い。真面目に見ていたらとても半日では無理です。気になる所に行きつつ、少々足早に見学しました。写真は有名なゴッホの自画像。不思議な色使い。
他にも名画がたくさんありますが、モネの何ともいえない色彩感覚が良かったです~
ごっつい鎧。本当にこんなの着ていたのだろうか。
夕方になり美術館を後にしました。返り際、美術館前にて少年達がパフォーマンスを繰り広げていました。こういうのを見ると、アメリカだな~、と思ってしまいます。
時差の関係で夕方あたりになると猛烈に眠くなってきます。ちょっとホテルで休憩した後、先生おすすめのブルースを聴きに行くことにしました。シカゴは、ブルースの本場ということで楽しみです。
ブルースの店はちょっと離れた場所にあるので電車で行くことにしました。シカゴ名物の一つ通称”L”に乗ります。先ずは、東京メトロのパスネットにあたるCTAトランジットカードを購入(写真のカード)。好きな金額をチャージできます。ちなみにLの乗車料金は一律$1.75だそうで計算も簡単です。
Lの路線はこんな感じで市内を走っていました。(写真のような高架鉄道だけでなく地下鉄もありました。)
ホームの様子。日本とそんなに変わらないかな~
車内の様子。車内アナウンスが親切。次の停車駅や、どちらのドアが開くかなど言ってくれるので旅行者には安心。
電車の走るスピードはゆっくりのんびりでした。
駅出口は日本とちょっと違いました。写真のような鉄格子をぐるっと回って出ました。
無事、ライブハウスに到着。キングストンマインズ(KINGSTON MINES)というお店で、主要4大スポットの一つだそうです。
入り口でチケットを購入して入店。子供に見られて入店拒否されなくて良かった~
ちょっと薄暗い照明の中、ブルースが響いていました。私は夜8時すぎの少々早い時間に到着しましたが、時間がたつにつれて続々と人が集まってきました。若者からお年寄りまでかなりの盛り上がり。私もハイネケンを飲みながら楽しみました。良かったです~。ちなみに店内はデカイ長身の男性従業員が終始パトロールをしており、安全でした。もう一度行ってみたい!
夜11時ごろになり、さすがに帰りの電車が心配になってきたのでライブハウスを出ました。
駅に向かう途中、先生お勧めのお店を偶然発見。Gyrosというお店です。ちょうどお腹もすいていたので入ってみました。
Gyrosサンドイッチ。パン生地の上にお肉がたっぷり、その上に白いソースがかかっていました。いかにもアメリカという感じ。結構美味しかったです。特にこのソースは美味。初めて食べた気がします。
しかし、こんな食事ばっかりだとすぐ太りそうですね。。。
3日目
いよいよ3日目。明日の朝には飛行機に乗りますので、実質、使えるのは今日一日です。張り切って観光するぞ!
最初の目的地、シアーズタワーに向かう途中、マクドナルドを発見。朝食を取っていなかったし、やはり1度は本場に行かないと、という脅迫観念で、入ってみました。
エッグマフィンを食べました。う~ん、日本とほとんど同じ・・・。
シアーズタワーに到着。シカゴは摩天楼発祥の地とのことで、その中でも象徴的なのが、このシアーズタワーなのだそうです。1974年以来22年間、世界一の高さを誇っていたが、少し前にクアラルンプールに出来たビルに世界一の座を奪われたそうです。110階建て、高さ443m(アンテナ入れると約520m)下から仰ぎ見ると、やはり高いです。
私は、10時すぎくらいに到着しましたが、すでに展望台に向かう人々の長蛇の列。アメリカの方にとってもシアーズタワーの展望台は、観光名所なようです。
103階の展望台からの眺め。う~ん、さすがに見晴らし抜群でした。これは、北の方角、摩天楼郡です。
シカゴは超高層ビルの数が世界一とのことで、この写真の他にもたくさんビルがあったことを考えると、なるほどと思いました。
南の方角の眺め。こちらは、高層ビルは多くなさそう。
東の方角の眺め。写っているのは海でなく、ミシガン湖です。恐ろしく広い湖なので、もちろん対岸なんて見えません~(調べてみると面積比で日本の琵琶湖の86倍!)
展望台の壁に飾ってあった絵。昔、大火事があってたくさんの建物が廃墟となったそうだ。この大火をきっかけに高層ビル建築が始まったらしい。(多分そんなことが書いてある。。。)
シアーズタワーからの帰りに見つけた、シカゴ商品取引所の建物。建築の街といわれるだけあって、こういう雰囲気の建物がたくさんありました。建物好きには堪えられない街かも~
こちらは、あちこちで見かけた風景。無料・有料の情報誌などが入ったポストのような箱が道端に多数置かれていました。
シアーズタワーの次は、フィールド自然史博物館(The Field Museum of National History)に向かいました。天気が良かったので徒歩です。
途中、横断歩道の信号がちょっと面白かったので紹介。これは、横断OK。人が歩いている形をしています。
で、これは横断禁止。待てのマークは手の形なんですね。
無事、博物館に到着。ちょうどポンペイ展をやっておりました。しかし、この博物館、エライ大きさです。(右端に移っている人影と比べてみてください。)
チケットを購入して中に入ると、ホールの目立つところに恐竜の化石が展示されていました。スー(SUE)と名づけられたティラノサウルス・レックスの化石です。ティラノサウルス・レックスの化石の中では世界最大、完全に近いものだそうで確かに近くで見ると大きい!もちろん子供たちに大人気。
スーの正面写真。がおー!
でもこの化石、ちょっと裏があり頭蓋骨部分の本物は別フロアに展示されていました。
こちらが別フロアに展示されている本物のスーの頭蓋骨。がおー。
他にも見所はたくさんありましたが、あまりに広くたくさんあるので割愛。
歩き回って疲れたし、お腹もすいたので館内でご飯所を探しましたが、手じかにあったのはマクドナルド。朝に続いて、昼も入ってしまいました。とほほ。。。
ビックマックを頼みました。日本とほとんど同じですが、飲み物はセルフサービスで自分で注ぐ形式。コップがでかいのでたくさん入ります(^^;
十分見学した後、博物館を後にしました。天気が良かったのでミシガン湖沿いを歩いて帰ることにしました。写真は、博物館出口からの眺め。写真のように、シカゴの街は中心部のすぐそばにミシガン湖があります。夏は湖のクルーズツアーがあるようです。機会があれば一度行ってみたい。
ミシガン湖沿いを歩いていると、隣接する公園内(Grand Park)をなにやら小さな動物が走り回っています。よく見るとリスでした。公園にリスがいるなんて日本ではちょっと考えられません。
ミシガン湖沿いを歩いて、バッキンガム噴水に到達。勢い良く吹き上がっていました。
余談ですが、ホテルに戻る途中、すごく大きな車を発見。おお、アメリカ!恐る恐る写真を撮りました(^^;
またまた、面白いものを発見。馬がホワイトソックスを履いています。こういうジョーク的なものを見つけると、ちょっと嬉しくなってしまいます。
ホテルでちょっと休憩した後、夜は、近辺をぶらぶらと散策しました。遅い時間に人通りのない暗い通りを歩かなければ大丈夫なようです。しかし、今回の旅行中不思議な体験をしました。夜、歩いていると向こうから黒人の男性が歩いてきました。こちらが道を譲ろうとすると、その男性も同じように動くのです。そうです、とうせんぼです。で、私が強引に突っ切ろうとしたら、奇声とともにいきなり十文字チョップをくらいました。。。私の後ろを歩いていた人も同じことをされていました。う~ん、彼の目的は一体なんなんだろう。。。
最終日
午前11:30の飛行機に乗らないといけないので、朝早々に起床。準備をはじめましたが、シカゴでは、サマータイムが昨日で終り。本日からは時計が1時間遅れるのですが、それに気づかなかった私は1時間ほど早く行動してしまいました(^^;
オヘア空港へはLで移動。何と朝7:30すぎに空港に着いてしまいました。まあ、早いには越したことないですがね(^^;
朝食をとっていなかたので、ご飯を食べられるところを探していたらピザ屋を発見。それも何と、シカゴで行ってみたいと思いつつ、行けなかった店なので嬉しい!
UNOピザを注文。海外でピザを食べるのは初めてです。
出てきたピザは、生地の厚さがかなりありボリューム満天!
頑張りましたが、またしても完食ならず。ううっ。それにしても量多すぎ。
あいた時間は、お土産屋を見て回ったりしていました。
ちなみに、出国する外国人は写真の機械で、指紋チェックをしなければいけません。(確かアメリカ入国時は、指紋チェック+虹彩?チェックもありました。)テロ警戒のためとはいえ、すごい念の入れようです。
帰りの飛行機もJAL機。バイバイ~シカゴ。機会があればまた行きたい街です!
感想など
初めてのアメリカ旅行で感じたことを少々。ヴァイオリンとは一切関係ありません(^^;
- アメリカの方、特に女性ですが、ものすごく太っている人が多いことに気が付きました。日本では考えられないくらいの方です。。。日本人との体質、食文化の違い等何か要因があるのでしょうか。
- アメリカの方は、総じてマナーが良いと感じました。人前を横切る時や混んでいて少し体が触った時など、本当にちょっとした時でも、「Excuse me」や「Thank you」と言います。これは年配の方ばかりでなく、若者も同じと感じました。
一方、日本、特に大都市の電車内など、ちょっと目もあてられません。マナーの良し悪しについては、たまたま私がそう感じただけかもしれませんが。。。 - 国土の広さの違いというか、シカゴの街は、あれほどの大都会でありながら実に広々としています。人ごみでゴミゴミしていないし、道も広いです。(でもって道端には、それほどゴミ等落ちていない。)人口密集率から言うと比較の対象にはならないのかもしれませんが。アメリカのような広い家に住みたいです(^^;
- 英語ができなくても、同じ人間。最後はジェスチャーでも通じることが分かりました。(でも、英語で伝えられるのが良いけどね(^^;)
他にも色々とありますが、後は雑談ぽくなるので省略。最後までお読みいただきありがとうございました。
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