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製作日記 Archive

見えない変化

うーん、あまり変化なし(^^;

地道に綺麗にしていきます。

そうそう、今後に備えて指板プロテクター用の木を用意しました。

東急ハンズに行って見るも、さすがにチェロ用サイズに合う木はなかなかないんですね。

本当は松が欲しいのですが、しかたなく杉の木を500円程で購入。
杉でも良いよね、大丈夫だよね。

せっかく買った500円を無駄にしたくないのです(^^;

掃除しています。

チェロです。
クラックが入っていた横板ですが、先日の補修は無事、上手く行きました。
近寄ってみても良く分からない位、ぴったりくっ付いていました。
一安心です。

さて、本日は引き続き、横板を綺麗に掃除しました。
余分な所に付着してしまったニカワをお湯でふやかしてスクレーパーで削り取っていきます。

地味な作業です。
地味です。

まあ、でも楽器が綺麗になっていくのを見るのは嬉しいものです。
一歩一歩、ホワイトチェロに近づけばと思います。
(ところで、ホワイトバイオリンとは言いますが、ホワイトチェロとは言うのでしょうか?)

そろそろ指板プロテクター(ニス塗りの際に指板につける材)を用意しないといけないですね。
チェロ用の大きな材は手元にないので、東急ハンズなどで入手しておこうと思います。

横板のひび割れ補修

新年明けまして、第1回目のチェロです。

ボタンはもう良いということにして、次なるステップに。

と思いましたが、もう残りわずかということで、(時間も中途半端だったので)楽器を綺麗に掃除し始めました。

接着した際に、余分にはみ出したニカワがそのまま固まっちゃっている所があるので、綺麗にします。
ニカワが付いているとニスが乗らないので、取り除く必要があるんですね。

余分なニカワはお湯を含ませた筆で拭いて柔らかくした後に、スクレーパーで削りとっていきます。

これが、結構、余分なニカワが付いているんですね。
思っている以上に、汚い!
(ニカワ付けした際に、きちんと掃除しておけば、この段階でそれほど大変にはならないわけですが・・・。)

とりあえず横板部分を綺麗にしています。
チェロは大きいのでやはりバイオリンと比べて時間がかかります。

さて、帰り間際、少し前に発覚した懸案事項に取り掛かりました。

実は、横板のある部分にひび割れのような割れが入っていたんですね。
先輩いわく「気温の変化等で横板が割れることがあり、その類かも。」とのことです。

どの程度深い割れなのか、外側から見ただけではなかなか判断付きにくいですが、どげんかせんといかん

結局、ひび割れの部分に表からニカワを流し込んで補修することにしました。
修理の先輩に教えて頂きながら(というか頼りっきりですが)、写真のような形で補修。
きちんと付いているとよいな~。

これは私と違いますが、チェロを作っている知人。
裏板の厚さを出すために豆カンナで削っています。
スゴイ量!
楓は堅い木なので、ここまで削るのは大変なのです。
もちろん、豆カンナを持つ指の皮はむけていますし・・・。
私もそう思いましたが、これはある種の苦行ですね!

ラベルを作ってみた

あけましておめでとうございます。

今年は辰年ですね。
昇り竜のように勢いのある年にしたいですね。

さて、新年早々の作業?

楽器に貼るラベルを作成しました。
実は私、今までラベルを作っていなかったのです(^^;

それがどうしてかと言うと、楽器店さんに委託販売の形で預けているヴィオラ(以前製作したもの)がきっかけ。
年明け早々、こちらのお店で新春フェアなるものを行うとのことで、「折角なのでこの際にラベル貼りましょう!」という流れになったわけです。

当初、「こんなの簡単に作れるよ~」と思っていましたが、これがなかなか苦戦してしまいました。
知人のように絵心があればオリジナリティ溢れるラベルを作ることもできますが、私のような凡人には難しい(^^;

結局、インターネットで見つけた無料素材をつぎはぎして、配置や大きさ、フォントをああだこうだ試行錯誤しながら、丸1日かかって作りました。
(使い慣れないphotoshop elementsにも苦労。)

結局、完成したのが以下です↓
少しデザインを変えて2つ作ってみました。(最初の方が好き。)

こうやって見ると、余りセンスないですね(^^;
本当はもっと独創的なデザインにしたいのですがね。
↓こんなデザインが面白くて好き。でも作れないので夢想。

まあ、人生初のラベル作りなので良いでしょう。

ちなみに菊田さんのラベルはこちらです。
何台目か分かるように、台数を書いておくのは良いですね。
自筆サインも入れたいですね。

ということで、年明け早々、ラベルを作っておりました。
(先ずはヴィオラに貼る予定です。)

このラベルの楽器をどこかで見かけましたら、「ふふふ」と笑ってやって下さい。
どうぞよろしくお願いします。(ってなんのこっちゃ!)

ボタン地獄

making111225_1

地獄といえば、別府の温泉地獄などがありますが、私の場合、ボタン地獄に陥っています。

自分なりに成形するも、先生にお見せすると修正点が色々と浮き彫りになり・・・。

とりあえず、こういう感じにしています。

こうしてみると、もう少し切り込みいれたい気がしますが、もうちょっとお腹一杯です。

で、写真を良く見ると、ボタンの下のパフリング。
一部、欠けています。

ああああ。

なぜかというと思い当たる原因が↓

making111225_2

ボタンの厚さに注目して頂きたいです。
(といいながら、この写真、ちょっと分かりづらいです。)

今回はじめて知りましたが、ボタンの厚さは外側が一番厚くて、ボディに近づく程薄くなります。
理由は良く分かりません。見栄えが良いから? ストラドがそうしているから?(誰か教えて!)

で、こんなこと私知らなかったので、ボタンの厚さはどこも均一だったのですね。
先生に指摘されて、厚さを整え始めたのです。

そう、ボタンの下のボディに近い部分をノミで削ります。当然、それに併せてボディのエッジ部分やパフリング部分も落としていきます。

で、気づいたら結構、落としちゃってパフリングが残りわずかということに・・・。

あああ。

もう怖いので、この部分は触りません。

説明下手で、なんのことやら理解いただけなかったかもしれませんが、チェロのボタンの厚さについては要注意ということで。

なにはともあれ、もう少しで目処がつきます。

本日は12月25日。

皆さん、メリークリスマス!

ボタンと月夜

making111210

ボタンの形を成形しています。

またしても無難な形に落ち着きつつあります・・・。

もう少し、本体に切り込んでいきたい。⇔いや、いや、やりすぎると変になりますよ。

こういう場合は、一旦置いておいてあとから見直すのが、これまでの経験からbetterと思います。

ボタンの成形をしていたからか、ボタン→丸い→お月様。

今宵は月食とのことを聞いて、空を見上げるも、ほぼ終了。

天気が良かったのに完全に見逃してしまいました。
残念。

ちなみに、月食は、地球が太陽と月の間に入って、地球の影が月にかかって起こる現象とのことです。→月食とは

次回は、来年の6月4日。

忘れずに、見れると良いです。(天気に左右されますが。)

ボタンの成形

making111203

先日、ネックセットしたチェロ。

確認する際は、ちょっとドキドキします。
勿論、大丈夫なように手間隙かけて作業していますので、ちゃんとついていて当たり前の世界なのですがね。(小心者だからでしょうか?)

今回も、ドキドキしながら確認しました。
無事OKです!
「やったー!」

一安心しました。(←おいおい大丈夫かい!)

次の工程はボタンの成形です。

ノミ等を使って、ボタンの形を仕上げていきます。

チェロのボタン、どういう形が良いのかなぁ。
余りイメージが湧いていません。
むう、もっと色んなチェロを見て勉強しておけばよかったです。

ただ、私の傾向として、非常に無難な形(よく言えばまとも、悪く言えば全く面白みのない)になるので、少し思いきりたいな、なんて思ったりしますが、(小心者なので)どうなるかは分かりません(^^;

それと今日、非常に面白いなと感じたのがf孔の形。

知人のNさんが切っているf孔と私のf孔を見比べてみたのですが、明らかにキャラクターが違うんですね。
勿論、f孔の型が違うので、形自体、同じになることはないのですが、なんというか制作者本人のキャラクターが出ている気がするのです。

私はまだ10本も楽器を作っておりませんし、個性が出せるほどの経験や腕前もないのですが、これは本当に不思議でNさんと、「面白いね~」と話しておりました。

Nさんのf孔は、「直系の正統派、美しい」という印象。

一方、私のf孔は・・・。
コメントは差し控えますが、恐らく楽しい気分になると思います。

次回はボタンの成形を続けます。

祝!ネックセット

何回かやり直してきたネックセットですが、
本日、ようやくニカワ付けをしました。

いやー、ちょっと嬉しいです。

ネックセットは色々な角度や長さを見ながら徐々に追い込んでいきます。
やはりなかなか難しいですね。
もっとも私の場合は、失敗を重ねていますので(^^; 以前と比べて少しは上達しているかもしれません。

ちょっと気がかりだったのは、テストクランプの時は駒位置での高さはジャストだったのが、本番のニカワ付けでクランプをした際に0.5mm程度上がっていたこと。
クランプで押さえる位置が影響しているのか、ニカワを多く塗りすぎてネック底面に溜まっているのか・・・。
原因は不明ですが、0.5mm位であれば問題なしでしょう。
(弦を張ったら、それ位、変わるそうですし、ニカワが乾いた後もどうなるか分かりませんし。)

大きな峠を越えましたので、少しほっとしました。

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