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臨場

ISBN433474303X

知人が「面白いよ!」と言って貸してくれた本。
横山秀夫さんの本を読んだのは恐らく初めてだと思いますが、確かに非常に面白いです。

舞台は殺人現場。「終身検視官」の異名をとる倉石警視が非常に魅力的。組織の枠をはみ出した、破天荒な人物ですが、人間的な優しさを持っているところが何とも良いですね。
「臨場」というタイトルの通り、精緻な情景描写も雰囲気を盛り立てます。

短編を一冊にまとめたものなので、空き時間等にスラスラ読めます。読書の秋にオススメです!

臨場 (光文社文庫)
臨場 (光文社文庫)
posted with amazlet at 09.09.10
横山 秀夫
光文社
売り上げランキング: 11823
おすすめ度の平均: 4.5

5 エピソードに凝縮された人生
5 倉石義男は言葉はぶっきらぼうなのだが、ところどころやさしさが垣間見られる
5 面白い。
5 倉石という男
5 またまた“事件捜査”の一場面に惹きこまれてしまいました

すべては捨てることからはじまる

ASIN4896100549

共感の多い本でした。「結構、自分も被っているところがある」と。

本書の語録から興味深いものをいくつかご紹介します。

思い切って出すぎた杭になれ
・・・アメリカではPTAの父兄参観があって、授業中に自分の子どもが隣の子と同じことを言うと、「なんて個性のない子どもを育てた」って本気で泣くんです。「変わったことをするといじめられるからやめなさい」という日本社会とは違う。これからの新しい生き方では個性・多様性・創造性で勝負。今までの競争とはまったく違うんだ。・・・

これ、全面的に賛成ですね。基本的に日本人(日本社会)は、自分(多数)と異質の考えを持つ人を排除(村八分)しようとする傾向が強いです(と私は思っています)。これまでの時代は全員右向け右で良かったでしょうが、これからの時代、如何なものかと。
日本人の8割は普通路線で、2割がちょっと人とは違う価値観を持っていて多様性を望む人らしいですが、今の日本はこの2割の人にとって非常に住みにくいんですね。著者いわく「日本社会って、どうでもいいようなルールがあって既存の価値がやかましくて、いい成績とかいい学校を出たというだけで、バ○でも威張っている。そんな人たちが通用する社会って、僕には耐えられない。・・・」
ただ、最近は徐々にですが変わりつつあるように思います。(ちなみに私は以前受けた性格診断?で「旧来的な考えを好まない・革新的な思考やアイディアを好む」いう項目がMAXでした(^^; )
時間はかかるでしょうが、日本人の価値観にもパラダイムシフトが起こって、「みんなと違うことはよい事だ」という世の中になることを望みます(^^;

管理と時間に追われることが元気をなくす
・・・海外から日本に帰って、一番思うことは活力がないということ。電車に乗っている人たちの目が死んでいるんだよ。元気のない日本のような国と、貧乏だけどそれぞれが元気なアジアの国々と、どうしてそういう差が出てきてしまったのだろう。僕たちはモデルとして、先進国をつい見がちだけど、先進国では人間がスポイルされているんだと思う。・・・

これも感じますね。若いのに死んだ魚のような目をしている人も多いように思います・・・。原因はなんなんでしょうか。著者が述べているように、日本人にはお金を超える何か(価値観)がないからなのかもしれませんね。

すべては捨てることからはじまる―自分らしく働く起業という方法
片岡 勝
メディアパル
売り上げランキング: 369140
おすすめ度の平均: 3.0

2 期待はずれ・・・
4 前書きと後書きの良い本は珍しい

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

ASIN4062810530

まずお断りしておきますが、本当に良い本です。今年に入って私が読んだ本の中で間違いなくベスト3に入ると思います。

起業の良い面はマスコミなどで紹介されていますが、その裏(実情)については案外知られていません。必ずと言って良いほど皆が陥る罠、成功と引き換えに払う代償などを一万人を超える経営者をコンサルタントした著者が解き明かします。

何のための起業なのか、何が一番大事なのか、世間でいう成功者は本当に幸せなのか・・・。本書では、ある男性の起業ストーリーを小説風に紹介していきます。まるで自分が当事者になったかのように実に分かりやすくイメージすることができます。著者も述べているように、ここで述べている問題は全てのビジネスマンに潜む病理でしょう。起業に興味のない方も読むことをおすすめします。

本書の最初に次のようなことが書かれています。成功のダークサイドを知ることが困難を上手に乗り越えることに繋がるのだと思います。

お金がほしい、広い家に住みたい。
そんな身勝手な欲求で、僕は仕事に没頭した。
お金儲けに関する本を貪り読んだ。
はじめ半信半疑だった成功法則も、やってみたら本当に結果が出た。
走って、走って、走りつづけた。銀行残高は増え、広い家に住めるようになり、
憧れていたスポーツカーも買った。
気づいたときには、ビジネスの天才と呼ばれるようになっていた。
ハッピーエンド。誰もが羨む成功物語だ。
しかし、成功法則には、書かれていないことがあった。

成功への道のりには、いくつもの地雷が埋め込まれていたのだ。

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
神田 昌典
講談社
売り上げランキング: 1741
おすすめ度の平均: 4.5

4 「会社が成長する仕組み、家庭が成長する仕組み・・・」(本文から)
5 恐ろしいほどそのとおり
3 サクセスストーリー
5 神田さんの最高傑作
5 ありがちな話という意見もありましたが、私は大いに驚かされました。

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

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Amazonをブラブラしていたら偶然発見した本。
いやー、良い本だなぁ。

まず第一に分かりやすい。物語形式になっていて、この手の本にありがちな苦痛は感じません。文章も簡単です。

特に興味深かったのは、自分の中に潜んでいる、「起業家」、「マネージャー(管理人)」、「職人」の三つの人格の話。

展開的なスモールビジネスの経営者は、10%が起業家タイプで、20%がマネージャータイプで、70%が職人タイプ。しかし、職人は決して主導権を持つべきではない。これで、なんと多くの人々が失敗していることか・・・。

大事なのは、従業員に仕事を任せられる仕組みをつくること。
なるほど、こう書くと当たり前のことのようですが、妙に納得してしまいました。

最後に引用されている、次の言葉(中国のことわざ)も良いですね。

聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。
しかし、自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできない。

本書は、米国の成長企業500社のCEO(最高経営責任者)を対象に実施したアンケートで、有名な「7つの習慣」(第二位)、「ビジョナリーカンパニー」(第三位)を抑えて、一位に選ばれた、隠れたベストセラーとのこと。

起業に興味がある方には、文句なくオススメの一冊です。

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
マイケル・E. ガーバー
世界文化社
売り上げランキング: 2629
おすすめ度の平均: 4.5

5 コンパクトでわかりやすく続編をよみたくなる
5 誰もが犯す、はじめの一歩を踏み出す前に致命的な間違いとは何か
5 神田昌典さんの「成功者の告白」と一緒に読まれることをオススメ致します。
5 「仕組み」作りの重要性を認識
3 自分に準備ができてないことがわかりました

人生の短さについて セネカ

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2000年前の古代ローマの哲人「セネカ」の言葉。
人間って、結局2000年前から余り変わってないんですね・・・。苦悩や悩み、愚かさ、生きがいなどはいつの時代も同じ気がします。

この本を読むと「自分の人生を有意義に生きなければ」という気になります。

(本文の警句の抜粋)
わずかな人間しかたどりついたことのない
その年齢で人生をはじめようとは、
死すべき運命を忘れた愚かな行為ではありませんか!

(本文)
よく、「五十歳を過ぎたら仕事をやめよう」とか「六十歳になったら公務から開放されるだろう」などと言う人がいますが、長生きするという保障が、いったいどこにあるのでしょう?
(中略)
丹念に練り上げた計画を五十や六十まで先送りし、ごくわずかな人間しかたどりついたことのないその年齢で人生をはじめようとは、死すべき運命を忘れた愚かな行為ではありませんか!

深いですね。「自分はそう簡単に死なない、いつまでも元気なんだ」と勝手に思い込んでいるところは確かにあります。

(本文の警句の抜粋)
他人に人生の大半を奪われている人間は、
結局、人生をほとんど見ずに終わります。

(本文の警句の抜粋)
最も卑しい奴隷に刺し殺される身となって、
初めて「大ポンペイウス」なる異名が
虚飾にすぎないと気づくとは――。

(本文の警句の抜粋)
神皇アウグゥストゥスにしても、
国務から解放され、自由になることを
願ってやみませんでした。

(本文)
絶大なる権力を手に入れ、頂上まで上りつめた人びとは、ふと、こんな本音を漏らすことがあります。暇な時間がほしい、時間のゆとりはどんな幸福にも変えがたいものだ、と。無傷のまま降りれるなら、高い頂から降りてしまいたい、それが往々にして彼らの願いなのです。・・・

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