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読書の杜 Archive

思うとおりに歩めばいいのよ

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ターシャ・テューダーさんの言葉を集めたもの。

文字が大きくて写真も多いのであっという間に読み終わります。
すがすがしいですね。

ものすごく自然体で生きているなぁ。
きっと彼女のさし絵にも表れているんでしょうね。

「忙しくて疲れたな~」と感じるときにふと手にとって読むと良いと思います。

現代人は急がしすぎます。
夕方、ポーチのロッキングチェアに座って、
カモミールティーでも飲みながら、
ツグミが澄んだ声で鳴くのに耳を傾けてごらんなさい。
毎日の生活が、もっと楽しくなりますよ。

わたしはコーギ犬中毒なの。
コーギみたいに魅力的な犬はほかにいないわ。
まさに美の化身。
うちのオーウィンの前では太陽神アポロンも光を失うでしょう。

これまで、よくやってきたと思いますが、
みなさんにお伝えするようなメッセージはありません。
もし、わたしに人生哲学のようなものがあるとすれば、
ソローの言葉がよく代弁しています。
「夢に向かって進み、
思い描いた人生を生きようと努力するなら、
思わぬ成功を手にするだろう」
まったくそのとおりです。
この言葉は、わたしの人生そのものです。

思うとおりに歩めばいいのよ (ターシャ・テューダーの言葉)
ターシャ テューダー
メディアファクトリー
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CHANCE 成功者がくれた運命の鍵

etc110221_ASIN4870316749

先日の話ですが、興味のあった東京商工会議所の創業フォーラム2011に参加しました。
夜の交流会で当日のご講演者、東京インドアゴルフの北本代表と運よくお話する機会がありました。
北本代表は、神田昌典さんの「成功者の告白」が好きで何十回と読み返したそうです。(私もこの本は大好きです。) そしてもう一つのお勧めがあるということで本書を教えて頂きました。

一気に読み終えました。
素晴らしいです。神田昌典さんの「成功者の告白」そして本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」などに勝るとも劣らない成功小説です。

弓池の言葉に痺れる。
特に次の言葉は強烈に残りました。

「あなたはビジネスで成功したいのですか? それとも人生で成功したいのですか?」

中古車販売を営む若き泉卓也が人生のメンターと出会い、失敗しながらも成長し立派な経営者として羽ばたいていきます。そして衝撃的なラスト。

犬飼ターボさん自身の経験を元に書かれており非常に読みやすい、しかも心に響く名著です。続編のドリーム―成功者が教える魂の富の作りかたも読みます!
ご興味ある方は是非一度ご覧下さい。

(「成幸のカニミソ」←犬飼さんのページの下の方にPDFであります。ディアのご冥福をお祈り致します。)

何が大きく違いをもたらしたかというと”セルフイメージ”だよ。本当の自分は何者であるかということだ。自分が本当は成功者だと思う人はそうなるし、路上生活者だと思う人はそうなる。
考えがあって、次に言葉になって、行動になる。それが現実の結果になっている。これがこの世界の法則だ。

とりあえず成功者の行動の真似をしてごらん。自分が成功者だと思えなくても、成功者だったらこうするだろうと思う行動を取ればいい。そして、成功者の考えを言葉にする。これは精神の訓練と呼ばれるもので、考えを身につける最も簡単で早い方法だ。
・・・全く同じさ。行動、言葉、考えの順にすればいい。成功者の真似をして行動する。そしてそれを言葉にする。

いいかい、これは覚えておくんだよ。人生は思った通りにしかならないんだ。
・・・ほとんどの人は、足元しか見ていないんだ。人生がどこに向かって良くのか気にせずに進んでいるんだね。人生という大きな枠の中にビジネスという領域がある。ビジネスという部分だけに集中して、他をないがしろにしたら人生はうまくいかない。そしてビジネスもうまくいかなくなる。出来事は全部つながっているんだ。

不労所得を手に入れるルールを教えよう。それは”投資が先で消費が後”というルールに従うことだ。

この考えを受け入れるかどうかは君の自由だ。しかし、これに気がつかないでいると、ほんとうに小さな潮溜まりで生きていくことになる。そこには同じ考えの人たちがたくさん住んでいて、お互いに騙したり騙されたりして豊かさの奪い合いを演じるわけさ。でも、豊かさは無限だということに気がつくと、同じように無限だと思っている人たちの世界に入ることができる。奪い合いの世界に対して、分かち合いの世界だね。

そうそう、ビジネスプランを作るときの注意点がある。1つは奇抜なアイディアでなくてもいいこと。もう一つは普通に儲かるビジネスを考えること
・・・最低『嫌い』でなければいいと思うよ。

仕組みを作るのが経営者の仕事ですね。

人生でもたくさんの人々と出会って別れてきただろう。どうしてみんなが君を気にかけていると思うんだい。通り過ぎる人からどう思われても怖いことはない。全然気にする必要なんてないんだ。怖がっているのは自分の中で作り出している怪物だ。子供が壁の染みを見て幽霊だと怖がるのと同じだよ。それを生み出しているのは必要のない自尊心だ。人からどう思われるかということは幸せとは関係ない。どうでもいいことだよ。

成功することにプライドを持ちなさい。今の成功していない自分にしがみついても前に進めないよ。
・・・だめだめ。『成功することにプライドを持ちます』というんだ。『思う』や『したい』はやると決めたことには使わないこと。これからは未来のことを断定して言うようにするんだ。断定するとその通りになる。成功者の話し方をマスターしなさい。

一部の天才を除いて成功者はみんな『構えて、撃って、狙いを定める方式』さ。
・・・でも逆に5つ挑戦して成功しなかった人とは会ったことがないね。その前に諦めてしまった人はたくさんいるだろうけど。

アイディアを殺しているのは既成概念だ。思い込みなんだ。

成功するということは、成功することをやって手に入れるものではない。成功する自分になると受け取ることができるものなんだ。

すべての出来事は、自分が引き寄せているんだ。自分を成長させるためにね。君が生まれてきた理由も、私が生まれてきた理由も本質的には同じだ。
・・・人生で起こる問題は自分を成長させるために自分が課した課題である。

君にとって重要なことは『許し』を学ぶことだ。・・・問題の原因を理解したら次は許すんだ。ミスを犯してしまった自分を責め続けてはいけないい。もう自分を許してあげようじゃないか。自分を許せる人は他人を許せる。

ビジネスで大事なのはパートナーだ。何をやるかよりも誰とやるかのほうがずっと重要なんだ。

成功とは成功する自分になることだ。そして、他の人の成功を手伝うこと。

チャンス―成功者がくれた運命の鍵
犬飼 ターボ
飛鳥新社
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ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則

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有名な経営書「ビジョナリーカンパニー」の続編です。
いまさらですが入院中に読みました。 

「どうすれば良い企業から偉大な企業に飛躍できるのか?」

この問い対して全米11社の偉大な企業および比較企業6社を詳細に調査し、ここから導いた飛躍の法則を紹介しています。(「2」のタイトルがついていますが、企業の成長過程からするとビジョナリーカンパニーの前編に当たります。(良い企業→偉大な企業になる→偉大な企業を永続する・・・))

正直、「何か良いことが書いてあればいいな」程度で読み始めましたが、噂に違わず素晴らしい内容です。

中でも“第五水準の指導者”は全面的に共感する部分が大きい。私の理想像が詰まっている気がします。それと、針鼠の概念と三つの円。

この手の本ですので概念的な話も多いですが、奥の深さを感じます。暫くしてまた読み返すと、恐らく何か新しい発見があると思います。

以下、私が気になった箇所を幾つかご紹介します。興味を感じる方は手にとってみて下さい。

「針鼠型の人たちはあらゆる課題や難題を単純な、そう、単純すぎるほど単純な針鼠の概念によってとらえる。針鼠型の人たちにとって、針鼠の概念に関係しない点は注目するに値しない。」
「偉大な足跡を残した人たちはかならず、『素晴らしい見方だが、単純化しすぎだ』という批判を受けている」

偉大な実績への飛躍を遂げた企業は、「会社の事業に皆で情熱を傾けよう」と呼びかけたわけでない。正反対の賢明な方法をとっている。つまり、自分たちが情熱を燃やせることだけに取り組む方針をとっている。

偉大さへの飛躍を導いた経営者は、何かを作り上げたいという深い欲求と、高い理想を純粋に追い求める自分自身の衝動とに動かされている。これに対して、凡庸さに陥り、凡庸さから抜け出せない体質を作った経営者は、取り残されることへの恐怖に動かされている。

人生でなし遂げた点こそが、その人の最大の魅力だ。(パブロ・ピカソ)

創業期には何を製造するかはほとんど問題ではなかった。技術の進歩に貢献し、ヒューレットとパッカードが志を同じくする人たちとともに企業を築いていけるのであれば、それだけでよかった。まさに「最初に人を選び、その後に目標を選ぶ」の典型のような出発点だ。

三十六年間、パッカードとともにはたらいたビル・テリーによれば、「楽しい時間といえば、親しい友人とフェンスの修理をしてすごすことだと考えている」という。五十六億ドルの遺産は慈善基金に寄付した。パッカードの死後、家族が追悼の小冊子を作ったが、故人の写真は作業服を着てトラクターに乗っているようすを写したものであった。写真説明は、二十世紀を代表する偉大な産業人であることには触れていない。「デービッド・パッカード、1912~1996年、農場主など」と書かれている。まさに第五水準だ。

ほんとうに問題なのは、「なぜ偉大さを追及するのか」ではない。「どの仕事なら、偉大さを追求せずにはいられなくなるのか」だ。「なぜ偉大さを追求しなければならないのか、そこそこの成功で十分ではないのか」と問わなければならないのであれば、おそらく、仕事の選択を間違えている。

すべての要因が組み合わせれていけば、仕事の面で偉大さへの道を歩んでいけるだけでなく、人生も偉大なものになっていくだろう。最終的には、意味のある人生をおくることができなければ、偉大な人生にはならない。そして、意味のある仕事をしていなければ、意味のある人生にするのはきわめてむずかしい。意味のある仕事をしていれば、ほんとうに素晴らしく、社会に寄与できることに関与しているとの認識から、めったにない心の安らぎを得られるかもしれない。どんな満足にも勝る最大の満足すら、得られるかもしれない。この地上ですごす短い時間を有意義なものにしているという満足、そして、重要なことをなし遂げられるという満足である。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
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ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

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困難に立ち向かう勇気を与えてくれる珠玉の一冊です。

ランス・アームストロングは生存率20%以下と言われた睾丸癌からの復活を果たし、自転車レースの最高峰ツール・ド・フランスで奇跡的な復活を遂げます。

癌発病によるバラ色の人生からの転落、死への恐怖、極度の無力感、自分とは何か・・・。

「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」のタイトルが表しているように、本書は自転車レースの本ではありません。
ここに書かれているのは、自分のエゴや感情に悶え苦しみながらも人生に積極果敢に立ち向かう、一人の偉大な人間の記録です。(原題は『It’s Not About the Bike』(直訳では「自転車についての話じゃない」というタイトルです。)

入院中に読みましたが、余りに感動したためベッドの中で自然に涙が出てしまいました。

何事も不可能なことはありません。

あるのは諦めてしまった自分だけです。人生は切り開いていくことができます。

是非、手にとって頂きたい一冊です。

癌も同じだ。どんなに品性方正で、体が丈夫な人でも癌になる。人は癌に勝つためにあらゆる手段を講じる。それでも、人は死んでいく。これは絶対的心理だ。人は死ぬ。それを知った後では、すべてのことは無意味に思える。すべてが小さく思えるのだ。

恐怖とはどういうものか、僕は知っていると思った。自分が癌だと聞かされる前は。本物の恐怖、それはまぎれもない。まるで体中の血が逆流するような感覚とともにやってきた。それまで恐れていたこと―人に好かれないのではないかとか、笑われるのではないかとか、財産を失うのではないか―といった恐怖は、突然、単なる、臆病にすぎないように思えた。

最後にフィニッシュラインの所に戻り、僕は涙を懸命にこらえながら記者たちに話した。「信じられない。本当に。すごいショックです。僕が言いたいことはただ一つ。もし人生で二度目のチャンスを与えられたら、徹底的にやり抜くことです」

本当の話、ツール・ド・フランスでの優勝と癌のどちらを選ぶか、と訊かれたら、僕は癌を選ぶ。奇妙に聞こえるかも知れないが、僕はツール・ド・フランス優勝者といわれるよりは、癌生還者の肩書きの方を選ぶ。それは癌が、人間として、男として、夫として、息子として、父親としての僕に、かけがえのないものを与えてくれたからだ。

病気が僕に教えてくれたことの中で、確信をもって言えることがある。それは、僕たちは自分が思っているより、ずっとすばらしい人間だということだ。危機に陥らなければ現れないような、自分でも意識していないような能力があるのだ。それは僕の運動選手としての経験でも得られなかったものだ。
だからもし、癌のような苦痛に満ちた体験に目的があるとしたら、こういうことだと思う。それは僕たちを向上させるためのものなのだ。

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫)
ランス・アームストロング
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「人を動かす人」になれ!

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日本電産社長の永守重信さんの著書。

熱血漢タイプの経営者。
創業以来のご苦労から得た言葉には重みがありますね。
上辺の綺麗ごとでない、実際のどろくさい面も書かれている点に共感します。

本書から気になった言葉をいくつかご紹介します。

「人間の魅力というのは、学歴とか学力などではおしはかれるものではない。未来に対し、自己の持つ知力と体力を結合し、それをほとばしるエネルギーに転化できるかどうかにある。志に向かう一途な魂の燃焼こそ魅力の根幹である」 これは私の好きな言葉の一つであるが・・・

先憂後楽という言葉がある。困難や苦しみを前もって味わっておけばおくほど、後の楽しみは大きくなるという言葉だが、会社や人生にもそっくり当てはまる。要するに、人間の一生の収支はプラスマイナスゼロ。先に楽をすれば後々苦労をすることになるし、先に苦労をしておけば、後でそれほど苦労をしなくて済む。

「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
永守 重信
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社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

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ハイパーネット元社長の板倉雄一郎氏の著書。

ご自身の実体験を率直に述べられているので非常にリアルです。
時代の寵児から一文なしの破産者まで、彼の放漫経営に原因があるのは明らかでしょうが、時代がそうさせた面も否定できないと感じます。

時はインターネットベンチャーブーム、世の中全体が浮かれていた半狂乱の時代、彼の元には銀行やベンチャーキャピタルから続々とお金が集まります。
それが一転、メインバンクからの融資が受けれなくなり、社内謀反あり、勿論米国ナスダック上場も夢物語。
この時期はちょうど、銀行が自己資本比率を気にかけ、いわゆる「貸し渋り」が問題となり始めた時期と重なります。また、ベンチャーブームの陰りが見えてきた頃でもあります。

本書を読むと、企業が猛烈な勢いで成長しだすと、社長であっても会社の制御が不能になる様子がよく分かります。また日本社会の保守性(これは良い面もありますが、ベンチャーからすると圧倒的に悪い面が多い)が、いかに優れた企業をつぶしてきたのか考えざるを得ません。

日本でなく米国であったならば、違う結末となっていたのかもしれません。

ありのままの失敗談を記すのは、相当の覚悟が必要であったろうと思います。
諸々を考えされられる名著です。ベンチャーや起業等に興味のある方は一度読むべきです。

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由
板倉 雄一郎
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夏への扉

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読み終わった後、「ローマの休日」を思い出しました。

物語自体には、何の関連もないのに何故なんだろう?と感じますが、おそらくどこか爽快感がオーバーラップしたのでしょう。

冷凍睡眠、タイムマシン等の要素は出てきますが、それも最小限です。
なんにもまして主人公「ダン」の愛すべき性格。
そして「ゴロニャン、ニャオウ」というピートの可愛らしさ。

本書の西暦2000年の世界は、風邪が撲滅され、永久虫歯治療や局所的な重力制御等が可能になっている、まるで夢の世界です。昔の人は、未来はこんなになると考えていたんだろうなあ。

私、熱中して読んでいましたので、降りるはずだった駅も降りずに、そのまま30分ほど電車に乗って読みふけってしまいました。

名作ですね。この気持ちよさを味わって頂きたいです。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
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5 気持ちのよい作品です
5 「なんかいいSF小説ない?」と聞かれたら先ず勧める一冊
5 大きく生きよう
5 タイムトラベルの決定版

暗号解読

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役職の高い、ある年配の方からお聞きした本。

「君は、暗号解読を読んだか?」
恥ずかしながら私はサイモン・シンを知らなかったのです。

暗号解読は彼の第2作目。
暗号は軍事と密接に関連して発展してきました。
カサエル暗号からドイツ軍のエニグマ、そして理論的に解読不能な量子暗号まで、暗号の進化史を順を追って体験できます。

本書は科学ドキュメンタリーの分野ですが、退屈さは全く感じません。
むしろ暗号作成と解読に挑む天才達が織り成すドラマにグイグイ引き込まれます。
サイモン・シンの力量は勿論のこと、訳も素晴らしい。
第一級の読み物。

知的好奇心を大いに満足させてくれます。
ぜひお勧めします。

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)
サイモン シン
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おすすめ度の平均: 5.0

5 暗号に興味がわく
4 後半すこしだれました。
5 人間の知恵の奥深さに驚愕
5 傑作
5 暗号技術を簡単に理解できる名著

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