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粉飾決算
決算書の見方
- 2011年12月15日 (木)
- 雑記
会計関係には全く疎い私ですが、何の因果かとある会計セミナーに出席してきました。
私、貸借対照表をまともに読めない(^^; ので、案の定、何を言われているのか、よく分からない箇所もありました。
面白かったのが、粉飾決算について。
講師は、会計士の方でしたので、これまでに経験した事例等を踏まえながら、説明されていました。
中小企業の場合は、粉飾はそれほど珍しいことではないようです。銀行からお金を借りるために仕方なく行っていることも多いようです。
(粉飾すると税金を多く収めることになるだろうから、税務署は「この会社やっちゃってんな」と分かってもその辺り大目に見ているんでしょうかね?)
粉飾しているかどうかの見方↓
これまで(前期)と比較して売掛金が異様に多い、棚卸資産が多い。この場合は、ほぼ間違いなく粉飾しているそうです。
あとは、現金予高が異常に多い、仮払金、未収金、関係会社貸付金なども要チェックとのこと。
確かに仮払金600万円って、何に使ったんだろうと疑問ですよね。
この辺り、会社間で取引の基本契約を結ぶなど、重要な判断を下す際は気をつけた方が良いとのお話でした。
一方、決算書では見抜けない粉飾。
循環取引、ファイナンス付販売契約、所有不動産のリースバックなど。
リースバックは粉飾かどうかの判断が難しいところもあるみたいです。
些細な?粉飾。
売上の先行計上、仕入債務の翌期計上。
これは、どこの会社でもやっている可能性ありますね。良い?のは実際のお金とのギャップが生じないこと。(売上詐称などすると、後でしわ寄せがきますが、それがないです。)
その他、世間で話題のオリンパスのケースなど。
という形でたっぷり2時間ほど聴講してきました。
なんだか、数字のマジックの世界ですね。
頭の良い方はもっと別なところに知恵を働かせて欲しいと思います。(←私が当事者じゃないからそう思うのかもしれません。銀行融資を受けれるか否かの瀬戸際だったら・・・。)
今の私には全く必要のない知識ですが、たまに新しい世界を覗いてみると発見があって面白いです。
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