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坂本竜馬

5%の人

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「読書のすすめ」店主の清水克衛さんの本。
久しぶりに読み返してみました。

エジソンやマザーテレサ、坂本竜馬など、5%の人は95%の大衆と何が違うのか。
特徴や考え方などについて述べられています。
詳しくは、本書を見て頂くとして、5%の人は、大衆からは「変な人に見える」というのは興味深いですね。

近づくための心の持ちよう。
「所属の欲求の壁(マズローの第3段階)を乗り越えるのは、本当に大変」と感じるところに、自分が如何に大衆側にいるのかと感じます。

現在では、切腹することも、飢え死にすることもないでしょう。「新しい金魚の1匹になりましょう」と清水さんが誘っています。

偉人のエピソード、語録がいくつか掲載されています。なかでも坂本竜馬が心に残りましたので、最後にご紹介します。
久しぶりに「竜馬がゆく」を読み返したくなりました。
(最後の言葉二つは以前、私がメモっていたものです。竜馬がゆく?だったかな・・・。)

世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る

「此頃、みよふな岩に行かなぐり上りしが、ふと四方を見わたして思ふニ、さてさて世の中と云うものハかきがら計である。人間と云うものハ世の中のかきがらの中ニすんでおるものであるわい。おかしおかし。めで度かしこ」
(現代語訳)
「この頃、妙な岩に行き当たり、しゃにむに上りました(チャンスを得て挑戦に成功=脱藩を許され土佐海援隊長になったことのたとえか)。そこで四方を見渡すと、世の中は牡蠣殻ばかり。人間は世の中の牡蠣殻の中に住んでいるものですなあ。おかしいおかしい(狭い世界で広い視野もなく生きていることを皮肉っている。)めでたい。さようなら」
『竜馬書簡集』(高知県立坂本竜馬記念館)

・・・竜馬は、新政府内で争い事が起こらないようにと、その人事についても草案をまとめ、それを西郷隆盛に見せたのです。その新政府の人選に竜馬自身の名前がないのを見て、
「尊兄の名が見あたらんが、どぎゃんしもしたかの」
と尋ねる西郷に、そばで見ていた海援隊の隊士で、後に外務大臣となり、不平等条約の改正に辣腕をふるった陸奥陽之助(宗光)が、のちのちまで人に語って聞かせたという、あの、有名なセリフが竜馬から発せられました。

「世界の海援隊でもやりましょうかな」

藩なんかクソくらえじゃ。さらば、土佐の海よ、ほいたらグッドバイ!

薩摩がなんじゃ、長州がなんじゃ。要は日本ではないか。

5%の人 時代を変えていく、とっておきの人間力
清水克衛
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