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あせぬ音色 名器バイオリンに楽器ファンドが1億ドル調達へ

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msn産経ニュース

ニューヨークに拠点を置く商品ファンド「アーティスト・レア・インストゥルメント・ファンド」は今年度、安全性をウリに投資家から1億ドル(約95億円)を調達する計画だ。

 同ファンドのゼネラル・パートナー(無限責任組合員)であるアンソニー・フィンリー氏によると、ファンドはバイオリン、ビオラ、チェロといった商品への投資を行う予定。イタリアのアントニオ・ストラディバリら17~18世紀に活躍した弦楽器製作者による楽器を購入対象としているが、これらの相場は1点当たり10~100万ドルだという。

この手のニュースは以前にもご紹介しましたが、最近どうなんだろう?という気がしてきました。

ストラディバリグァルネリなどの名器は、人類共通の財産と言っても良いと思いますが、そんな楽器を投資の対象にして良い物なんでしょうか。こんなことやってたら、ますます楽器の値段が上がっていく気がします。
と言っても、名器に関しては既に億円以上の値でしょうから個人が払える域を超えてますが・・・。

名器で思い出しましたが、ストラディバリの最高傑作(史上最高のヴァイオリン)と言われている楽器に「メシア(メサイア)」という作品があります。メシアという名前もすごいですが、こういう楽器には値段がつけれないような価値があります。

メシアについては、私も不勉強であまり書けませんが、色々なエピソードがあって実に面白そうです。サラブーエ公、蒐集家タリシオ、ヴィヨーム、ヒル商会などの間を渡り歩いている?みたいですし、ビジャッキ亡き後の真相は不明!等、色々な説があるみたいです。

蛇足かもしれませんが、アンドリュー・ヒル氏へのインタビューで触れられていましたのでご紹介します。このインタビュー自体も面白いですね。

アンドリュー・ヒル氏へのインタビュー(日本財団 図書館)

(備考)ストラディヴァリウス図鑑(日本財団 図書館)

メシアに興味のある方は、長峯五幸さんの「魔性の楽器 ヴァイオリン万華鏡」に詳しく書かれていますので、ご覧ください。
諸説云々等を含めて一度、整理してご紹介できれば面白そうですね。

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