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ボタンの成形

making111203

先日、ネックセットしたチェロ。

確認する際は、ちょっとドキドキします。
勿論、大丈夫なように手間隙かけて作業していますので、ちゃんとついていて当たり前の世界なのですがね。(小心者だからでしょうか?)

今回も、ドキドキしながら確認しました。
無事OKです!
「やったー!」

一安心しました。(←おいおい大丈夫かい!)

次の工程はボタンの成形です。

ノミ等を使って、ボタンの形を仕上げていきます。

チェロのボタン、どういう形が良いのかなぁ。
余りイメージが湧いていません。
むう、もっと色んなチェロを見て勉強しておけばよかったです。

ただ、私の傾向として、非常に無難な形(よく言えばまとも、悪く言えば全く面白みのない)になるので、少し思いきりたいな、なんて思ったりしますが、(小心者なので)どうなるかは分かりません(^^;

それと今日、非常に面白いなと感じたのがf孔の形。

知人のNさんが切っているf孔と私のf孔を見比べてみたのですが、明らかにキャラクターが違うんですね。
勿論、f孔の型が違うので、形自体、同じになることはないのですが、なんというか制作者本人のキャラクターが出ている気がするのです。

私はまだ10本も楽器を作っておりませんし、個性が出せるほどの経験や腕前もないのですが、これは本当に不思議でNさんと、「面白いね~」と話しておりました。

Nさんのf孔は、「直系の正統派、美しい」という印象。

一方、私のf孔は・・・。
コメントは差し控えますが、恐らく楽しい気分になると思います。

次回はボタンの成形を続けます。

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