そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

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私は純文学というものを、これまで余り読んだことがなかったのだけど、ふと工房のN氏と話をしていると読書の話となり、彼から薦められた本。

ああ、影響されてる。
なんだか川上未映子さんの文体がのりうつっている。

芥川賞を受賞される前の、彼女がブログに書いた文章を集めた随筆集。
頭の中を覗いている。覗いている。

文章から才能がほとばしっている。

N氏、疑ってごめんよ。

とっても良いですね。

別世界にワープして、同じ異次元にいないと理解できない世界観もあるけど、大阪弁で語る話は、なんだか心地よく、それはそれで、妙に飛び込んでくるのです。

芥川賞の「乳と卵」も楽しみが増えたよ。

ぐるぐる回る扇風機を眺めながら、不覚にもいろいろ考えました。

私はゴッホにゆうたりたい

春が煙っておる。なんか立ち込めている。
なんでもないような一面をさあっと塗ったようなこんな空も、ゴッホには、うろこみたいに、飛び出して、それは憂う活力を持ち、美しく、強く、見えておったんやろうか。

春がこんこんと煙る中、
私は、
ゴッホにゆうたりたい。
めっちゃゆうたりたい。

今はな、あんたの絵をな、観にな、世界中から人がいっぱい集まってな、ほんですんごいでっかいとこで展覧会してな、みんながええええゆうてな、ほんでな、どっかの金持ちはな、あんたの絵が欲しいってゆうて何十億円も出して、みんなで競ってな、なんかそんなことになってんねんで、パンも食べれんかったし最後のパンも消しゴム代わりに使ってな・・・

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
川上 未映子
講談社
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