ジョージ・オーウェル著。
執筆は1948年。
知人からタイトルだけは聞いていて、気になっていた本です。
「奥が深い」という印象。
全体主義を彷彿させる設定や価値観が随所に盛り込まれています。
二重思考、二分間増悪、ニュースピーク、党中枢、思考警察、真理省、蒸発・・・。
オーウェルは、戦後の社会主義への絶望を感じていたのでしょうか?
本書は小説であるとともに、思想書ともいうべき気がします。
程度の差はあれ、オーウェルが描く世界と現代は、実はそんなに違いがないのかもしれませんね。
本書は二十世紀世界文学の傑作と評されているそうです。
(参考)Wikipedia
一読しただけでは、まだまだ消化不足です。
現代についても考えさせられます。
戦争は平和なり
自由は隷従なり
無知は力なりビック・ブラザーがあなたを見ている。
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
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ジョージ・オーウェル
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