自分の中に毒を持て

etc110606_ASIN4413090101

岡本太郎さんの本。

強烈な内容。
芸術家らしく、本質に迫り、えぐりだすような、生々しさとともに、強い意志と爽やかさを感じます。

惰性的、形式的な社会や人々の生き方を疑問視するとともに、自分らしさを軸に真っ向から戦いを挑んでいくことの純粋さを説いています。
「いのちがパッとひらく」、「生命は燃えあがらない」、「自分をぶっ壊してやる」といった表現にも独特の感性を感じます。

そのままレールに乗っていれば安全だし将来も安泰という社会システム、そこにいて考えることを放棄している人々、個性を認めない教育、岡本さんは根本的な疑問を投げかけています。

「岡本太郎だから、できるんでしょう」と言うかもしれません。
でも、元々は誰でも持っているもの。行動に移せないところに、現代人の虚しさというか、弱さを感じてしまいます。
岡本さんは、本当の意味で魅力ある人物だったんだろうと思います。

勇気や意欲をもらえる本です。
進路に迷っている方、何をしたら良いか分からない方、背中を押して欲しい方などには、是非読んで頂きたいです。
お勧めします!

結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。

そもそも自分と他とを比べるから、自信などというものが問題となってくるのだ。わが人生、他と比較して自分を決めるなどというような卑しいことはやらない。ただ自分の信じていること、正しいと思うことに、わき目もふらず突き進むだけだ。

ダメになって結構だと思ってやればいい。最悪の敵は自分自身なんだから。自分をぶっ壊してやるというつもりで。そのくらいの激しさで挑まなければ、今までの自分を破壊して、新しい自分になることはできない。
・・・
”なんだ、お前は。この世の中でマメツブほどのチッポケな存在だ。それがウヌボレたり、また自分を見くだして、いやになったりしている。バカなことだ”と突っ放して・・・

若い人たちにいいたい、ただのなまぬるいサラリーマンになることは容易だ。しかし、そこではほんとうの自分をごまかして、画一化するよりほかはないのだ。
・・・
人生うまくやろうなんて、利口ぶった考えは、誰でも考えることで、それは大変いやしい根性だと思う。繰り返して言う。世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、本当に生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。

「面白いねぇ、実に。オレの人生は。だって道がないんだ。」眼の前にはいつも、なんにもない。ただ前に向かって身体をぶつけて挑む、瞬間、瞬間があるだけ。

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
岡本 太郎
青春出版社
売り上げランキング: 604

SPONSORED LINK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


上の画像の文字を入力してください(必須)