社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

etc101109_ASIN4822241300

ハイパーネット元社長の板倉雄一郎氏の著書。

ご自身の実体験を率直に述べられているので非常にリアルです。
時代の寵児から一文なしの破産者まで、彼の放漫経営に原因があるのは明らかでしょうが、時代がそうさせた面も否定できないと感じます。

時はインターネットベンチャーブーム、世の中全体が浮かれていた半狂乱の時代、彼の元には銀行やベンチャーキャピタルから続々とお金が集まります。
それが一転、メインバンクからの融資が受けれなくなり、社内謀反あり、勿論米国ナスダック上場も夢物語。
この時期はちょうど、銀行が自己資本比率を気にかけ、いわゆる「貸し渋り」が問題となり始めた時期と重なります。また、ベンチャーブームの陰りが見えてきた頃でもあります。

本書を読むと、企業が猛烈な勢いで成長しだすと、社長であっても会社の制御が不能になる様子がよく分かります。また日本社会の保守性(これは良い面もありますが、ベンチャーからすると圧倒的に悪い面が多い)が、いかに優れた企業をつぶしてきたのか考えざるを得ません。

日本でなく米国であったならば、違う結末となっていたのかもしれません。

ありのままの失敗談を記すのは、相当の覚悟が必要であったろうと思います。
諸々を考えされられる名著です。ベンチャーや起業等に興味のある方は一度読むべきです。

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由
板倉 雄一郎
日経BP社
売り上げランキング: 847

SPONSORED LINK

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由」への1件のフィードバック

  1. Sawa3

    よかったら、是非ご参加ください。
    板倉さん@yuichiroitakuraの、4/3(日)「チャリティーBBQ」→http://t.co/11KwqQf
    友人誘ってもいいですか?との質問多数。もちろんご一緒(o^^o)3/28(月)〆。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


上の画像の文字を入力してください(必須)