製作日記(2006年10月)

2006年10月27日(金) 裏板のアーチ粗彫り。

making061027_1堅い、堅い、楓。ようやく粗彫りがほぼ終わりました。手で持ってみると重さが半減したように感じます。写真右奥にある木の板は、ヴァイオリン用の裏板材です。こうしてみると、やはりチェロは格別大きい!

手に豆が少々できましたが、ようやくこの段階まできました。これが、普通の堅さの楓でしたらもう少し楽なんでしょうが、まあ仕方ありません。

表板も粗彫りしています。表板はスプルース(松)。こちらは、楽チン。すいすい削れます。裏板と同じ感覚でやっていたら削りすぎそうで怖いです・・・

2006年10月25日(水) 風邪の病み上がり。

久しぶりに風邪をひいてしまいました。恐らく他の人にうつされたのだと思いますが、不覚にも昨日は休んでしまいました。

さて、チェロ。暫く日記を更新していませんでした。すみません。表板、裏板のアーチを出す作業に入っています。大きいガウジ(シャベルと呼んでいます)で、板を削りながら、大まかなアーチを出していきます。それで、この裏板、ものすごく堅いです(^^;先生も「Realy Hard! Fuck!!」と言っていました。

同じ楓でも、どうしてこう堅さに違いが出るのでしょうか、木の密度のようなものなんでしょうか?私がこれまで削った中で、一番堅い楓だと思います。

とりあえず、シャベルでずっと削っていますが、良い具合に手の平に豆ができたりしてきました。まだ、手のひらの皮はむけていないので、多分まだまだなのだと思いますが。一応、タンスの奥から手袋を引っ張り出してきました。素手で痛くなっていよいよ我慢できなくなってきたら、手袋をしようと思います。

しかし、この作業いつ出来上がることやら・・・

2006年10月20日(金) 表板、裏板、切り抜きました。

making061020_1裏板の平面出しを行ったあと、同じように表板の平面出しを行いました。しかし、この表板、サイズに全く余裕がありません。楽器ボディで一番横幅が広くなるLOWERバウツの箇所の幅と厚さです。定規で測ってみたら、幅で1mmもの余裕もなし。(←接ぎで苦戦した影響ですね。)厚さに関しては、0.2mmくらいしか余裕なし(^^;

まあ、でも本当にギリギリ足りているようですので、良しとしましょう。これ以上、削りたくありませんので平面出しも支障ないレベルで抑えています。

写真は、その後、大まかにアウトラインに沿って切り抜いた表板です。横板の上に乗っけてみました。やはりデカイです。

making061020_2裏板も同様に切り抜きました。こちらもラフカットですので、まだゴツゴツしています。この裏板も幅に全く余裕なし。思うに、今回のモデルはゴフリラですので、お尻が横に大きいというモデルの形も影響している気がします。

蛇足ですが、以前、先生に聞いた話です。ある人がチェロを作っていたそうです。で、表板(ひょっとしたら裏板だったかも?)を横板につけようとしたのですが、なぜか横幅が足りません。もちろん、アウトラインを整形する際等にも、きっちりエッジのマージンをとっているので、普通なら足りないわけがないのですが・・・

実は、製作中に木が乾燥して、縮んでしまったそうなんです。エッジの幅分くらい。チェロは大きいので、乾燥が進んだ場合の、縮みも半端ではないというお話でした。(良く乾燥している材を使えるとは限りませんしね。)結構、怖い話ですね。

来週は、大まかにアーチを出す作業に入るれると思います。聞くところによると、この作業、特に裏板の楓は削るのが非常につらいようです。確かに、裏板の大きさを見ていると、いくら削っても一向に減っていかないような気がします。

2006年10月18日(水) 裏板最終平面出し。

ライニングを綺麗に掃除しつつ、接ぎの終わった裏板を取り出して作業しました。2枚の板を接ぎあわせるとどうしても、段差ができたり、接着面がお互いに90度になっていないと変な角度でくっついていたりします。で、また巨大カンナを取り出して、平面にすべく削り始めました。結構熱中していたので気づきませんでしたが、後から見るとすごい量のカンナくずがでていました。手のひらには、豆ができました(^^;←まだまだヤワな証拠でしょう。今日は良く眠れそうです。

2006年10月16日(月) 最終平面出し。

ライニング、先日、無事入れ終えました。やはりライニングが入るとボディが丈夫になります。これまではちょっとヤワだな~という感触がありましたが、ライニングが入って、妙に頑丈になった感じです。(すみません、写真撮り忘れました。)

ライニングを入れましたので、最終の平面出しをしています。サイズの目安は色々あると思いますが、今回は、UPPERで117mm、LOWERで120mmに整える予定です。大理石の平面台の上で、ライトあてて漏れる光の具合を見ながら隙間なくぴぴったり平面にしていきます。で、やはり難しい(^^;大まかにはできたのですが、細かい箇所を見るとやはり・・・時間もかかりすぎです。

2006年10月11日(水) ライニング。

making061011_1ようやくライニングをつけ始めました(^^;といってもまだ表面なんですがね。

厚さ2.2mm、幅20mm超の板をアイロンで横板のカーブにあわせて曲げて、ニカワで横板に貼り付けていきます。ブロックには、ライニングがすっぽり入る溝をホジホジ掘って、その中に入れ込みます。

で、チェロは大きいので全てのライニングを一度に接着するには手持ちのクランプでは足りません。ですので、部分ごとに何回かに分けてライニングをつけています。

そういえば、以前、先生に「なぜライニングをつけるのか?」ということを聞かれたことがあります。横板の補強のためかなと思ったのですが、勿論それもあるでしょうが、「ライニングがないと、表板、裏板を横板に接着できない」という話をお聞きしました。確かに、横板(Vnで1mm少しの厚さでしょうか)だけでは、ニカワ付けできないと思います。妙に納得しました。

2006年10月6日(金) 表板接ぎました。

making061006_1表板の接ぎ、またしても大苦戦。やはり、70点くらいまでは行くのですが、それ以上を目指そうとすると、なかなか難しいです。多分、まっすぐ削っているようでも、ふらついて削っていたりするのでしょう。また、両面での隙間の明け具合に違いがあったりしているのだと思います。あと、ひょっとしてカンナの裏が出ていないのではないかと思ってみたり。

夕方にニカワ付け。蛇足ですが、クランプでとめる際に、板厚が薄く直接クランプをかませることが難しかったので、適当な木材をボンドで貼り付けて、クランプの足場を作りました。よ~く見ると写真に写っています。先生に教えてもらったときは、なるほどと思いました。(最初に、Cバウツのところだけをえぐるようにラフカットして、そこでクランプする方もいらっしゃるようです。)

なんにせよ、表板の接ぎも終わった(ハズ)ので、少し嬉しいです。ただ、今回の表板は、購入時から横幅にほとんど余裕がありませんでした。それで、接ぎでカンナでせっせと削ってしまいましたから、横幅が足りているのかどうか、少し不安があります。

先生いわく「これで、一番難しい箇所は越えた。」本当でしょうか・・・


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