製作日記(2006年9月)

2006年9月29日(金) 裏板接ぎました。

making060929_1先日から行っている接ぎですが、やはり難しいです。カンナで削っていって、自己採点で「可」くらいまでのフイッティングには行くのですが、その先の「良」を目指そうとすると、今度は段々と悪くなっていくという感じです。これを延々と繰り返す悪魔のパターンです。

で、今日も削っていたら、先生が見かねて手伝ってくれました。先生が取り出したのは、巨大カンナ。今回の楓はエライ固いので、また大きさもありますので、まずこのカンナで、大まかに削って、あとの微修正は通常のカンナというパターンです。で、観察していると、私と先生ではカンナでの削り方に違いがあります。先生は大きなストロークで広い範囲を大きく深く削ります。一方、私は先生に比べると、チョコチョコといった感じ。確かに、大きく削ったほうが、その範囲は綺麗に削れるようなので、そのほうが良いと感じました。しかし、そのためには刃がバッチリ良く研げていなければイケナイという・・・やはり研ぎは大事。

で、結局、先生と二人三脚で作業しました。夕方にニカワ接着。しかし、なんというか、微妙な気分。まず接ぎ、問題のないレベルであれば妥協も必要ということで、満点の出来ではありません。時間も大事という、ある意味、大人の判断かもしれません。それともう一つが、最後のフィニッシュのカンナをかけたのが私でなく、先生だったということです。たとえ上手くいかなくても、最後のカンナは、私がやりたかったなと。勿論、時間がかかると思いますが、やはり自分でやらないことには意義がないような気がします。このあたり、出来栄えと時間の関係、先生と生徒の関係。難しい問題かもしれませんね。

2006年9月27日(水) 裏板の接ぎ。

making060927_1接ぎ(はぎ)をやっています。ヴァイオリン、ヴィオラと比べてチェロは板が大きいので、やり方もこれまでとちょっと違います。写真のように板をベンチに挟んで、接ぐ面をカンナで整えていきます。

making060927_2で、クランプでとめてみて隙間がないかチェックするという感じです。こうやって活字にするとそう大した作業のように見えないかと思いますが、実際やってみると難しいです(^^;接ぎ合わせる二つの板がぴったり隙間なくくっつかないとイケマセン。隙間なく。どの程度のぴったりかというと本当にぴったりです。(←うまく説明できません。)

で、ぴったりはクランプで締めたときで、クランプで締めていないときは、中央部にごくわずかな隙間をあけます。つまり、当初は、ごくわずかに隙間があいている状態だけど、クランプで中央部にテンションをかけると、その隙間もなくなりぴったりくっついている状態。(←ごめんなさい。疲れているのでうまく説明できません。)

1日中、カンナで削ってフィッティングを確かめていましたが、難しい。クランプで締めても隙間がしまらなかったり、こちらを削ればあちらがという感じ・・・以前、チェロを作った人に聞きましたが、初めてのこのチェロの接ぎをやったとき、できるまでに1週間くらいかかったそうです。確かに、この作業難しいです。私、いつできることやら・・・

2006年9月22日(金) 裏板。

making060922_1ライニングを入れる作業はちょっと横においておき、接ぎの前準備にコソコソ入りました。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ等お持ちの方は、楽器を見ていただくと分かりますが、例えば裏板。センターラインのところで左右二つの板をつなぎ合わせているのが見えると思います。このように2枚の板をつなぎ合わせるのを「板を接ぐ」と言っています。(接ぎをしていない1枚板の楽器もあります。)実は、楽器製作の勉強を始めてから、初めて知った単語なのですが、パソコンで「はぎ」と打っても変換されるので、それほど珍しい言葉ではないのかもしれませんね。

さて、その接ぎの前準備として、裏板を平面にする作業を始めました。裏板は、楓(かえで)という非常に固い木です。カンナで整えていくのですが、固い上に杢(もく)があるので、削るのが大変。ということで、私が苦労するのを見越してか、先日、先生が大きなカンナを貸してくれました。私がいつも使っているリーニールセンのカンナが子供に見えるくらい大きなカンナです。今日、そのカンナを使って削り始めましたが、なんというか非常にキツイ・・・

まず、裏板の大きさ。チェロ用ですので90cm以上の長さがあります(^^;そして、この裏板、結構、杢が深く、楓の中でも見るからに固いタイプ。そして、このカンナ。重い、ひたすら重い。もっとも重いので、杢に振られることなく削れるのは良いのですが、削っていると、腕にきます。体全体を使って削ろうとしているのですが、腕、パンパンです。そしてなぜか分かりませんが、削っているときに息ができません。無呼吸運動を行っている模様。だから余計にキツイのかな?リズム良く呼吸しながら削れるよう工夫しよう。(←おいおい、いったい何の話ですか・・・)

とりあえず、裏板1枚をほぼ平面にしました。当然、あと1枚あります。なんというか、キツさの半分はカンナの重さのような気がしてきました。自分のカンナでやってみようかな。

2006年9月20日(水) 平面出し。

making060920_1久しぶりの更新です。寝不足気味ですが、寝ないように踏ん張りました・・・

さて、チェロ、あまり進んでいません(^^;とりあえず、ライニング材を作った後、平面出しの工程に入りました。裏面、表面とも、平面になるようにカンナで整えています。大理石の上で隙間ができていないか、がたついていないかチェックしながらの作業です。もっとも、まだライニングを入れていませんので、完璧に平面出しを行うというよりも、支障がない程度の大まかな平面を出しています。(というか、難しいので完璧な平面出せないかも(^^;)ライニングを入れると多少なりとも、面がくるってくるので、平面出しはまた後ほども行います。

making060920_2これは、先日、ライニングを作た際の写真です。こういう作業のとき、いつも思うのですが大量に出るカンナくず。捨てるのもったいない気がします。(今回はチェロなので、いつも以上に大漁。)なにか有効利用できないものでしょうか?

2006年9月13日(水) 横板ニカワ付け終わり。

making060913_1またしてもこねくりまわしてしまいましたが、ようやく、横板をつけ終わりました。横板が一周して、少しチェロに近づいてきた気がします。悪戦苦闘したので、やはり少し嬉しいです。

それにしても、もう少し早くできないものかと思います。まあ、要領の悪い私なので仕方ないのかもしれません。今回の横板での経験が今後に活きてくれば嬉しいです。ただ、チェロの横板は暫く勘弁です(^^;

次の工程は、ライニングでしょうか。多分、また大きいんでしょうね・・・

2006年9月8日(金) UPPERバウツニカワ付け。

making060908_1デジカメ、一度分解してみたらなぜか直ったようです。原因分かりませんが、良かったです(^^

悪戦苦闘している横板。あれこれやっていますが、ようやくフィット具合等が良くなりましたので、UPPERバウツをニカワ付けしました。やれやれ、昨日、所要で休憩をとってリフレッシュしたのが良かったのか?これで、横板半分終わったので、少し嬉しいです。

また、こねくり回しているうちに(^^;、ようやくアイロンの使い方というか横板曲げのコツのようなものが少し分かってきたような気がします。(←多分、気がするだけです。)

ここまでは、良い話です。次は、悪い話。帰り間際、クランプを外そうとしていたら、クランプがずり落ちて、LOWERバウツのコーナー部の先端(ナイフエッジのように尖らせて削っているところ)を少し傷つけてしまいました(TT

ここのナイフエッジの部分は、後ほどの、コーナーの長さを揃える際に削るので、大丈夫だと思いますが、気分、一気に落ち込み・・・

教訓、「クランプを外す際は、いっしょに付けている他のクランプにも要注意」byとらもくせいじん。

(クランプを一つ緩めると、締め付けのテンションが変わるので、その他のクランプも緩んだり、外れたりすることがあるため。)

2006年9月5日(火) 横板曲げ。

最近、デジカメの調子がイマイチです。もう8年以上使っているので、寿命と言われても、おかしくないんですがね。ちなみに、私の携帯電話も今時の携帯ではないので、当然、カメラ機能はついていません(TT

先日、手の傷の包帯が取れました。もう病院に行かなくて良いです。やれやれ。まだカサブタのようになっていますが、これで、左手が自由に使えるようになりました。嬉しいです。

チェロですが、ブロック削りも一通り終え、ようやく横板を曲げ始めました。またしても横板。そして、またしても・・・

なかなかどうして、素直に曲がってくれないのです。ムキになるほど、悪化するという、悪魔の悪循環に陥りそうな気配。

でも、ここで苦労すれば、ヴァイオリンのときに、楽に思えるのかな等、妄想したりして頑張ろうと思います。

横板、キライにならなければ良いですが・・・


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