製作日記(2006年7月)

2006年7月29日(土) ブロック。

making060729_1チェロのブロックをフォーム(型)にニカワ付けしました。クランプを使いました。

で、写真を見ると、TOP部分(写真右端)のブロックがありません。実は、工房に置いているブロック材が足りなくなってしまいました・・・チェロ大きいだけあって、ブロック材も大量に必要なんですね。トホホ・・・

making060729_2こちらはヴァイオリン用ですが、ストラド型のスクロールのテンプレートを作っています。材料は真鍮版。金やすりでギコギコ削っています。(多分、金属粉を大量に吸い込んでいると思います。体に悪そう・・・)完成したら早速使いたいです。

2006年7月26日(水) チェロ。

making060726_1ヴァイオリンもホワイトの形になり、一息つきました。さて、次の楽器ですが、無謀にもチェロに挑戦ということになりました。

型(フォーム)まで作るとエライ時間がかかるので、型は先生にお借りしました。比較対象が写っていないので、大きさの判断がつかないかもしれませんが、でかいです。重いです。私の机の上は、この型で占領されてしまいました。

ブロックを作り始めました。チェロは、ヴァイオリンに比べて何でも3倍かかる、と誰かから聞いた気がします。で、ブロックを作っていて、体感上は、3倍以上かかるような気がしています(私の場合)。作業していると、自分がいま何を作っているのか、良く分からないような不思議な感覚に陥ります。言い過ぎかと思いますが、なんだか精神修行のようなものも兼ねている気がします・・・

チェロは家具だ、チェロは家具だ、チェロは家具だ!

すみません、独り言です。クレイジーにならないよう頑張りたいと思います。

2006年7月21日(金) ホワイトヴァイオリン。

making060721_1なんだかんだで、またしても時間がかかってしまいましたが、最後の掃除も切り上げて、ホワイトヴァイオリンの形になりました。(本当にこの最後のクリーニング作業はキリがないです・・・)

making060721_2掃除したかいがあったかな~?楽器ボディの型は一応グァルネリ・デル・ジェスです。

making060721_3先生によると、私のウイークポイントの一つはスクロールとのことです。もっと綺麗に出来るよう頑張りたいと思います。また、ヴァイオリン自体に、少し堅さが見れるとのことで、次回からはもう少し力を抜いた感じが良いとのことです。(手を抜くというのとは別です。)それと、勿論もっと速く作れるようにならないとイケマセン。

このホワイトヴァイオリンは、特殊処理のため、本日先生にお渡ししました。どのような感じになるか楽しみです。

次に挑戦する楽器をどうするか、色々と考えています。ストラド型のヴァイオリンを作ってみたいな~、思い切ってチェロに挑戦(←ホンマかいな?)などなど想い描いています。

2006年7月20日(木) 弓の毛替え。

making060720_1久しぶりに弓の毛替えをしてみました。もちろん自分の弓です。この弓は以前、格安で入手したものですが、その後ずっとお蔵入りになっていました。良い練習材料です(^^;

今回は毛を糸で結ぶ際の毛の引っ張り具合に注意してみました。毛のテンションに注意しようと。それが良かったのかどうか分かりませんが、前回よりはテンションも良くなった気がします。くさびも作りました。総合的に前回よりは少しは良くなっている気がします。(←気がするだけです。)

しかし、この弓、ちょっと気になるところが数点。まず、くさび穴にボンドが思いっきり残っていました。なのでくさび穴がガタガタ。楽器店さま、安い弓ですが、ボンド使うのはホント勘弁してください。

それと、弓の弓先が曲がっています。(弓のフロッグ側から見て右側に)確かにヴァイオリンの場合は、そちら側に若干テンションをかけるよう毛を張るということも聞きます。それの影響なのか、弓の使い方なのか、良く分かりませんが、曲がっています。

一応、恐る恐るやってみました。反り入れみたいに(といっても反り入れできませんが。)アルコールランプでスティックを炙って・・・良くなった気がします。が、やはり難しい。職人芸が要求されます・・・

毛替えは、数をこなすのが大事だそうです。あまり間隔をあけずにやっていければと思います。

2006年7月13日(木) ヴァイオリン綺麗にしています。

making060713_1ヴィオラが一息つきましたので、再びヴァイオリンです。製作中についてしまった汚れ等をスクレーパーや紙やすりを使って綺麗にしています。また、最後の修正ということで、ちょっとした箇所の微修正を行っています。

しかし、この作業、”きりがない”作業の典型かもしれません(^^; 拘るといくらでも延々と作業できます・・・どこかで決断して終わりにしないといけないのですが、このヴァイオリンはもう少し手を入れたいです。

特に、楽器の縁のエッジ。ここはできれば念入りにやりたいです。先生が良く言われますが、ここの処理如何によって見栄えが随分変わるそうです。ですので手をかける価値は十分あると思います。(というか、難しい処理なので私の場合、必然的に手間・時間がかかってしまいます(^^;)

この作業が終われば、ホワイトヴァイオリン完成です。

2006年7月6日(木) 驚きのヴァイオリン。

思わせぶりなタイトルですが、少々驚いたことがありました。

1台目のヴァイオリンです。このヴァイオリン、完成してから1年近くたっています。で、たまに取り出して試し弾き等するのですが、作業が忙しくなってくると、ケースの中に仕舞いこむことが多くなってきます。特に最近は、ヴィオラが終盤にさしかかったり等で、あまりケースから出すこともなかったのです。可愛そうですね。

今日、久しぶりにケースから出して弾いてみました。びっくり。音が変化しています。それも「ちょっと音が変わったかな~?」という程度でなく、結構大幅に・・・

調整等したわけでもなく、ただケースに入れておいただけなんですけどね。良く響くようになっているし、以前の欠点だった部分もかなり押さえられています。良い方向に変化していると思います。

しかし、ここまで音が変わるというのも不思議です。少し時間がたってひずみが取れてきたのか、木が良い具合に乾燥してきたのか、それとも・・・。作った本人にも良く分かりません(^^;

でも、まあ嬉しい出来事でした。親がさぼっていても育ってくれていたようです。今後はメイン楽器と同じくらい弾いてあげようと思います。

2006年7月4日(火) ヴィオラ弦を張ってみました。

making060704_1ヴィオラ、まだ手をつける部分はありますが、大体の準備ができました。購入したばかりの真新しい弦を張ってみました。1台目のときもそうでしたが、嬉しい反面、ちゃんと音が出るのか緊張の瞬間です(^^;

で、調弦、弾いてみる。でかい!ヴィオラらしい、大きな音!音ちゃんと出て少し安心!?実際、音を聴くと嬉しいですね(^^;

ただまだ手をつけないといけません。特に駒はとりあえず立たせている状態です。高さや厚みの調整、またハート部分等を整えたりと作業が残っています。これからどんどん音が変わっていくと思います。

でも、まあ、なんだかんだでヴィオラらしい音が聴けたので嬉しいです。あとは、アゴあてを調達しないといけません(^^;(写真ではヴィオラの色は黄色っぽくも見えますが、実際は茶色っぽいです。照明の関係なんでしょうかね。)

2006年7月1日(土) ペグ。

making060701_1調弦にかかせないペグ。買ってきたばかりのペグはサイズが大きいので、先ずは、ペーグシェーパーという道具でテーパーを合わせて削りだします。

で、ペグ自体ができたら、次は楽器本体へのペグ穴あけです。これまたリーマーと呼ばれる道具を使ってペグが入る穴をあけていきます。

この作業、非常に微妙な削り具合が求められます。クレモナの菊田さんもおっしゃられています。「考え事をしながらこの作業をするのは厳禁」と。今回、この言葉が痛いほど分かりました(TT

間違っても「駒の足、どうやったら完全にフィットできるんだろう」など、考えながら作業してはいけないのです(←私のことです)。また、できれば、心が落ち着いているときに、時間的に余裕のあるときにやった方が良いのかもしれません。

油断していると、すぐに「ああっ穴が大きくなりすぎた・・・」ということになってしまいます。こうなると心臓に悪いです。何とか挽回しましたが、もろもろと代償を払いました。まあ、これもまた勉強ということなのかもしれません。「ペグ穴あけは慎重すぎるほど慎重に」ということを肝に銘じておこうと思います。

寿命が3ヶ月縮まりました。


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