製作日記(2006年6月)

2006年6月29日(木) 駒の足。

ヴィオラの駒の足をあわせています。表板の所定の場所にぴったり隙間なく立つように足を削っていきます。そしてこれが、難しい。合わない(^^;

ナイフであと1、2回削ればOKというような段階までは行くのですが、その最後の試練をクリアできず、堂々巡りです。

ナイフ1本でやるように教わっています。ノミを使ったり、チョークを使ったりすると幾分かは楽になるのでしょうが、海外のプロの方は皆さん、ナイフ1本でやっているそうです。それに慣れればナイフでやる方が早いのだそうです。私のナイフの使い方が悪いのか・・・

まあ、また迷走していますが、不思議とそれほど落胆していません。簡単にさくっと出来るよりも今の時期、試行錯誤もまた必要と感じています。

2006年6月26日(月) 魂柱立てました。

making060626_1いよいよ終盤にきたヴィオラ、魂柱にとりかかりました。すこし長めにカットして、表板・裏板とのフィッティング具合を確認。ちょとづつ削りながら、程よい位置に立つようにしていきます。しかし、このフィッティング作業、まだ慣れていません(^^; 何度も何度もちょこちょこ削って確認しながら作業。時間かかりましたが、ようやく立ちました。

しかし、良く見ると分かりますが、魂柱立てでf字孔をこすってしまい、少しニスがはがれてしまいました(TT 1台目のときよりは、酷くないですが、やはり素人魂柱たてですね。もっと上手くできるようになりたいです。(魂柱立てにゴムなどを巻いたほうが良いかもしれない。)

とりあえず、自分なりに魂柱をたてましたので、明日、先生にチェックしていただこうと思います。

ちなみに私の先生の体験談。魂柱のフィッテング。ナイフの1カット(ひと削り)だけでピッタリあったことがあるそうです。これまでの人生で何回かしかないそうですが、う~ん、極めればここまで出来るのでしょうか?

2006年6月22日(木) チビ助。

making060622_1久しぶりのチビ助です。透明のニスを2回ほど塗りました。チビですが、なかなかどうして、杢が良く出ています。色付きのニスを塗ってあげたいですね。

ヴィオラ用の魂柱を作りました。材料をどうしようかと思っていましたが、ふと思い出しました。接ぎまでしたけど、松脂だまりが発覚して、結局使えなくなってしまった、ヴァイオリンの表板。机の奥底に封印していましたが、このまま何にも使わないのは勿体ないですね。バッサリ切断して魂柱材にしました。しくしく・・・

2006年6月21日(水) ヴィオラ終盤?

ヴィオラの状況です。指板を本付けした後はナットの工程。ニカワ接着し形を整えました。が、私の好みとは少しズレてしまい、少し丸っこくなってしまいました。このナットの形というか正面からの見え具合、製作者によって結構様々なような気がします。皆さんそれぞれスタイルがあるみたい。

続いて、ネックと指板の間にできている微小な段差取り等。ヤスリやサンドペーパーを使っての作業です。同時に指板のエッジ落しもやりました。このあたり、丁寧にやっていないと、ネックを握った際に、「指板のところが出っ張っててちょっと痛いなあ」ということになっちゃいます(^^;

その後、ネックに薬品を塗布。このあたりは企業秘密なのかもしれませんので、詳しく書けません(^^;

明日、もし出来れば魂柱を作ろうと思います。あ、しかし、その前に魂柱用の材料を探さないと・・・みなさん、魂柱材はどのようなものから調達されているのでしょうか?

2006年6月15日(木) パーツ購入。

ヴィオラですが、指板の本付けをして、そろそろ最終段階ということで、パーツを購入しました。毎回、お世話になっているタツノヤ商会さんです。

ローズウッド、柘植(ツゲ)、黒檀、どれが良いかなと迷いましたが、またしても黒檀にしてしまいました。黒檀なら無難に合いそうかなと思いまして。購入したのは、テールピース、エンドピン、ペグです。1万円が飛んで行きましたが、これはしかたない。必要経費(^^;

アゴあては後回し。なぜかと言うと、ヴァイオリン用のアゴあてが使えるかもしれないと聞きまして。タツノヤの人によると、ヴィオラ用とヴァイオリン用で本質的な違いはないみたいです。違うといえば、ヴィオラ用は、ヴィオラの表板と裏板をはさめるよう、大きな幅を取れるようにできていること。もっとも、その幅調節もアジャスター部品を売っているので、ヴァイオリン用で幅が足りない場合は、アジャスター部品を取りかえればヴィオラにも使えるのだそうです。

あとは、ヴィオラの駒も購入。やはりヴァイオリン用に比べてデカかったです。

参考までにチェロ用の材料も少し見せてもらいました。材料一式で15万円以上になりそう・・・やっぱりお値段張りますね。手が出ない。

チェロ用裏板材:9万円~ チェロ用ネック材:3万円~

2006年6月13日(火) ネックセット。

making060613_1ずいぶん間が空いてしまいました。実は先週半ばから先生が出張されており、その関係でヴァイオリンにはあまり手をつけていませんでした。自分で勝手に進んでも良いですが、こういう場合、ポカをやることがあります。そういうことをこれまでに学んでいますので・・・

先生が留守の間は、ネックシェイピングや、ヴィオラのニス関係、小道具等を作っていました。

そういう関係で今日ようやくネックをニカワ付けしました。ほとんどヴァイオリンの形になってきました。

2006年6月7日(水) ネックの仕込み。

making060607_1楽器ボディにネックをはめ込む溝ができました。ネックをはめ込んだ際に、左右どちらかにブレていないか、水平に入っているか、高さやネックの長さは大丈夫かなどを確認しながら目安の値に追い込んでいきますが、すべてが微妙にからんでくるので難しいです。私の場合は緊張しっ放しで神経を使う非常に疲れる作業です(^^;

エライ時間がかかって仕込みできました。私の先生は1時間ほどでできる作業だそうです。トホホ。

ニカワ付けする前にまだ作業がありました。次はネックシェイピングです。

2006年6月6日(火) ネックセット開始。

making060606_1いよいよネックセットに入りました。楽器ボディにネックがぴったり入る溝を作っていきます。神経を使う作業です。明日、ニカワ付けできるとうれしいな。

2006年6月2日(金) 指板アーチ整形。

making060602_1仮付けした指板、いよいよアーチ整形。アーチのテンプレート通りに綺麗なラウンドに仕上げます。最初はカンナで削り、次にサンドペーパーで仕上げます。で、撃沈・・・うまくできません。

何度も何度もやってもうまくいかない。う~ん、どうしてなんでしょ。ここで、冷静に原因を考えれば良いのでしょうが、だんだんムキになってくるので、疲れ果てるまでつっぱしってしまうパターンです。

で、ようやく考えてみるに、先ず、カンナで削るのは、大丈夫です。テンプレにかなり近いところまで行っています。で、次のサンドペーパーをかけるときに、形が崩れていっちゃってるみたい・・・

原因は、単純。私は、指板のアーチに合わせたサンドペーパー台を自作しており、それにサンドペーパーを巻きつけて指板を整えているのですが、何のことはない、このサンドペーパー台のアーチカーブがきつかったみたい。(カーブが合っていなかった。)これじゃ、ちゃんと整えられるわけありませんね。

夕方になってようやく原因に気づきましたが、削りすぎて指板の厚さ(高さ)に全く余裕なし。少し消沈。

でも、まあ、最近はこう考えるようになりました。簡単にできるよりも、あれこれ悩んだり苦労してやるほうが、今の段階、大事なんじゃなかろうかと。少なくとも、なぜ上手くいかないんだ~と考えたり、原因を推察したりと、色々なことを考えるわけで、こういうのは、目に見えずとも経験として少しずつ自分の中に蓄えられていっていると思います。長い目で見れば案外、悪くないんじゃないでしょうか?←すごいプラス思考、敗者の論理かもしれませんが・・・


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