製作日記(2005年9月)

2005年9月1日(木) 駒の最終成形。

making050901_11台目のヴァイオリンですが、駒の最終成形が一応終わりました。といっても、既に弦を張って音出しができる状態でしたので、今回は、駒の足の形や二つ左右に開いている穴(先生は腎臓と呼んでいる)の形等を整えたりといった、見た目部分の成形がメインです。しかし、駒を削ると楽器から出てくる音がガラット変わるそうですので、一つ一つ先生に確認しながら作業しました。

自分なりに、整えた駒に、E線接触部分に皮を貼って一応終了。弦も張ってみました。心なしか少し響きがよくなった?ような気がします。ただまだコロコロと音が変わっていっている状態ですので、暫くの間は毎日弾いてみて変化を確かめたいと思います。

あとは、ネックが少し太いようなので(特にハイポジション付近)修正できるものなら行いたいな~と思っています。ニスがはがれてしまった部分のりタッチもそうですが。。。

2005年9月2日(金) ベースバーの成形。

making050902_1昨日タツノヤ商会さんで購入したベースバー材を早速活用。先ずは、バンドソーやカンナでサイズ、厚さ出しを行いました。メーカー(製作者)によって結構変わるとのことですが、ヴィオラのベースバー、思っていたより結構厚めなのでちょっとびっくりです。

ベースバーについては皆さんご存知かもしれませんが、写真のような細長い木材(松)を表板の裏面にぴったり合うように削っていきます。しかし、あわせる面が平面でなく曲面になっていますので(しかもスクレーパーがけがきちんとできていないと凸凹の曲面になっている)、隙間なくピタッとあわせるのは難しいです。1台目のヴァイオリンの時は、本当に四苦八苦した苦い思い出の作業です。

とりあえず、大雑把にですがナイフで削り始めました。まだまだ序盤です。

2005年9月5日(月) 平ノミ購入。

making050905_1ようやくと言うかやっと平ノミ(追入)を購入しました。実は、これまでは工房の平ノミを使っていたのですが、新入生も入りましたし、いつまでも借り物ではちょっとマズイかなと思いまして。池袋にある水平屋というお店(恐らく老舗)で、色々と見せてもらい、このノミにしました。ノミの銘は清忠です。(一応、職人が手でうったノミとのこと。私には十分過ぎる。)今回は、6分サイズ(18mm)を購入しました。実は柄のお尻には金属製のリングがついていましたが(金槌でノミを打つところの金属リング)、楽器製作には必要ないので取り外しました。必要品とはいえ、約9000円の出費也。他にも2分(6mm)の平ノミが欲しいですが財布と相談予定。

2005年9月7日(水) ベースバーのフィッテング終り。

making050907_1ヴィオラですが、表板に取り付ける前のフィッテング確認が終わりました。しかし、今回も迷走してしまいました。「上手く行ったかな?」と思ったら若干ツイストがあったり、ナイフでの一削りが多すぎて隙間があいたりと。。。当初の目標では、このフィッテング作業は1日で終わらせようと思っていたのですが、なんだかんだで正味2日間くらいかかってしまいました。やはり、ベースバー苦手。1台目の時よりは上達している気はしますが。。。

本当は今日、ニカワ付けしたかったんですが、時間切れで明日に持ち越し。ちなみに、写真のベースバー、良く見ると両端に少し隙間が見えるかもしれませんが、これは意識的にわざとそのようにしています。(テンションを入れるため) 技術不足で隙間があいてしまったのではありません、念のため(^^;

2005年9月9日(金) ノックアウト。撃沈。。。

making050909_1ヴィオラですが、昨日、ベースバーをニカワ付けしました。やれやれと思っていましたが、今日恐ろしいことが判明。

付ける位置を間違っていました。。。本来付けるべき位置よりもセンター側(左側)になっていました。(左の写真は間違った位置のものです。)こんな失敗、ホームページに掲載すべきかどうか迷いましたが、恥をかきすてて掲載しています。ニカワ付けするまで、気がつかなかった自分も情けないです。これまでで最大級の失敗です。。。

making050909_2しかたがないので、ニカワ付けしたベースバーを取り外しました。というか、ニカワで強固に接着しているので、削り取りました。。。ですので苦労してフィッテングしニカワ付けしたベースバーは木片の残骸になりました。)

再度、ベースバーの製作を始めました。今度は絶対間違えません!左の写真は正しい位置のものです。(先ほどの写真と比べると位置の違いがよく分かるかと思います。)先輩いわく「ベースバー交換の練習にもなって良いじゃない」とのことですが、私的にはかなりショックです。

2005年9月13日(火) ベースバーニカワ付け。

making050913_12本目のベースバーですが、フィッティング作業も終り、本日ニカワ付けしました。位置を間違えてしまった失敗等あり、なんだかんだで結局1週間くらいベースバーと格闘していた気がします。無事キチンと付いていると良いですが。明日の朝、クランプを外してみます。ちょっとドキドキです。

2005年9月15日(木) ヴァイオリン表板のハギ。

making050915_1少し話しは遡り、裏面に松脂だまりがあり「ギャー」となったヴァイオリンの表板は心配が的中し使えなくなりました。先生に聞いたところ「かなり深いのでこの表板は使わない方が良い」とのこと。

仕方ないので、表板を再度購入し、本日ハギをしました。例によってカンナ調整を十分にしてから接ぐ面を削りフィッティング具合を確認。一気にニカワ付けしました。私にしては短時間で済みましたが、よ~く見ると少し微妙かも!?ニカワが完全に乾いてから再度確認予定。キチンとついてると良いな~

making050915_2ベースバーの方は、ちゃんとついているようでしたので昨日形を整えました。自分なりに、こんな感じにしています。

写真はありませんが、1台目のヴァイオリンのニスのリタッチもほぼ完了。明日から暫く実家に持って帰ります!

2005年9月21日(水) 帰省してきました。

making050921_11台目のヴァイオリンを持って、大分の実家に帰省してきました。東京と違い、のんびりした雰囲気の中、久しぶりにゆっくりと過ごすことができました。ああリフレッシュ!

皆さんはあまり興味ないかもしれませんが、地元の姿を少々紹介。先ずは、風景写真。海越しに真ん中左よりにポコッと写っているのが、おサルさんで有名な高崎山です。(私は子供のころに行ったきりですが。)右の方に写っているのは、温泉で湯名な別府の町です。写りが悪いのは、私のデジカメの性能です。

making050921_2で、別府の町にあるマクドナルド。全然珍しくないかもしれませんが、実はこれ温泉宿(ホテル)の中に入っているマクドナルドなんです。ホテルの中に、マクドナルドがあるとは、さすが温泉町別府!

making050921_3街中にあるローソンに寄ってみると(九州にもローソンはありますよ!)、普段見かけないお弁当がありました。

大分名物のとり天が入っている、とり天弁当!東京にはない、ご当地物でしょう。なかなか美味。皆さん、大分に行った際は、一度は、とり天食べましょうね!(鳥のからあげじゃありません。)

と、まあまあ、ヴァイオリンと関係ないことばかり書いてしまいましたが、久しぶりにゆっくりしてきました。明日からまた、製作に頑張ろうと思います。

2005年9月22日(木) エッジの厚さ出し。

making050922_12台目のヴァイオリンですが、ハギは心配ないようで、松脂だまりも見当たりませんでしたので、作業を進めました。先ずは、楽器の形に大まかに切断した後、大まかにアーチ出し。その後、パフリングを埋め込むための前作業としてのエッジ部分の厚さ出しに入りました。

しかし、アーチ等まだ大まかな段階ですので、こうして見ると肉肉していますね。もう少し削って整えようと思います。明日は休日で学校は休みですので土曜日に引き続き作業予定。

2005年9月27日(火) 裏板の厚さ出し。

making050927_1ヴィオラですが、表板はベースバーを付け一区切りつきましたので、裏板の最終的な厚さ出しを行っています。まだ豆カンナで粗削りの状態ですのでゴツゴツしています。早くスクレーパーをかけたいです。

making050927_22台目のヴァイオリンはエッジの厚さ出しが終り、このような状態になっています。


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