製作日記(2005年6月)

2005年6月1日(水) パフリング開始。

making050601_1ヴァイオリンやヴィオラの表板、裏板を見ると、ふちの部分に黒いラインがあります。このライン、一見すると木に書いているように見えますが、実は、象眼と呼ばれるものを埋め込んでいるんです。(そんなこと知ってるって!?)

ヴィオラですが本日から、この象眼を埋め込むための溝掘り作業に入りました。写真のように、ナイフで象眼の幅に切り込んでいきます。(その後はピックでほじくって溝を作ります。)とりあえず、写真のようにナイフで切り込んでいきましたが、うーん、まだ満足いく出来ではありません。前回のパフリングより半年以上たっているため、勘が戻るのに時間がかかるかもしれません。大事な工程ですので慎重に行いたいと思います。(でも、先生からは速さを求められるので、うまくバランスを取らないといけませんね。)

2005年6月2日(木) ニス塗り20回目。

making050602_1かなり色が濃くなってきましたね。そろそろ打ち止めでしょうか。

2005年6月4日(土) パフリング。。。

making050604_1ヴィオラの裏面、コーナー部分以外の溝掘りを行いました。しかし、失敗気味。幅が広すぎる箇所がある。。。試しに象眼を入れて見ると、幅が広いため溝の中で象眼がぐらついてしまう。ちょっとショックです。

反省すべき点はいくつかあります。ガイド線の引き方、ナイフの使い方。また、集中力の問題もあるでしょうか。確かに、このときは寝不足でちょっとボーツとしながら作業しており、今から思えば作業が大胆すぎたような気もします。溝掘りの練習ももうちょっとしておけば良かったかな?2台目のジンクス、存在するのかもしれません。とりあえず来週、先生にアドバイスをいただこうと思います。

2005年6月7日(火) 透明ニス塗り開始しました。

making050607_11台目のヴァイオリンですが、色付きニスを20回塗り(正確には表20回、裏18回)、程よい色加減になりましたので、スクレーパで塗装面の段差等を削って綺麗にした後、透明ニスを塗りました。

いつも表板の写真ばかりですので、久しぶりに裏板の写真です。これからの透明ニス塗りは、それほどの回数は行わないそうです。最終的にどのようになるか楽しみです。

2005年6月9日(木) 裏板のパフリング溝掘り。

making050609_1ヴィオラの裏板の溝掘りをやっと一通り終えました。(ビースティングはまだです。)が。。。失敗気味な箇所があり、満足いく出来ではありません。2台目の楽器で満足いくような出来を期待すること自体が間違っているのか?とも思いますが、やはり綺麗なパフリングを目指して努力していきたいです。表板の場合は、もっと難しくなりますので、相当慎重にやらねばいけませんね。裏板の溝については、明日、先生にチェックしていただこうと思います。

ところで、ヴィオラを製作される方、象眼はどれくらいの幅の物を使っていらっしゃるのでしょうか。好みの問題かな?とも思いますが、今回は幅1.4mmの象眼を使う予定です。細すぎるかな?

2005年6月14日(火) コーナー部分の象眼のフィッティング。

making050614_1溝掘りの終わった裏板に、象眼を埋め込むためのフィッティング確認に入りました。実際にコーナー部分に象眼を入れてみて、収まり具合や形等を確認します。皆さん、ご存知かもしれませんが、コーナーの部分で象眼を接合しているんですよ!コーナーの形は非常に重要ですので上手く出来れば良いな。遅々としていますが明日、裏板に象眼を入れられれば嬉しいです。

2005年6月17日(金) デルタ地帯が。。。

making050617_1(水)に象眼をニカワ付けする目論見が崩れ去り、コーナー部分のフィッティング作業を延々と続けています。非常に重要な箇所なのでかなり慎重にやっていましたが。

左上のコーナーの三角地帯が取れてしまいました。。。(なので、写真にはこのコーナー部分に象眼は入っていないんですね。)他のコーナーは結構それなりに出来ていて、本当に最後の詰めで手を入れていたら、三角デルタが飛んで行ってしまったんです!しかも取れてしまったデルタが、作業中の木屑にまみれて、どこに行ったか分かりません。かなりショックです。。。

making050617_2しかたないので、写真のように木を接ぎ、コーナー部分の溝掘りを再度行うことにします。あぁ、本当にもう少しで終わりだったんだけどな~。まあ、自分が悪いので仕方ありません。これも勉強と思って、再度挑戦します。しかし、こんな失敗画像を掲載しているのって、後にも先にも私ぐらいかもしれません。

2005年6月20日(月) ヴィオラの裏板に象眼を入れました!

making050620_1何とか、象眼をニカワ付けしました!イヤー長かったです。途中デルタ地帯が欠ける失敗がありましたが、とりあえずニカワ付けできたので一安心です。次は、いよいよ表板ですね。表板の松の溝掘りは裏板の楓と比べて難しいので、今まで以上に集中力を使い果たしそう。。。

making050620_2補修したデルタ地帯のアップです。木を接いだのはほとんど分からなくなりました。やれやれ。とりあえず、明日、先生にチェックしていただこうと思います。

2005年6月22日(水) 表板の溝掘り。

making050622_1ヴィオラの表板にパフリングの溝掘りをしています。大まかには掘り終えましたが、まだ底の方にゴミが残っていたり、幅が均一でない箇所等ありますたので、明日も引き続く予定です。早く、象眼のフィッティングに入りたいですが、もうひと踏ん張りですね。

しかし、表板の溝掘り、やはり裏板に比べて難しい~

2005年6月28日(火) 表板の象眼のフィッティング。

making050628_1先週半ばから結構な時間がかかっていますが、表板の象眼のフイッティングがほぼ終わりました。表板の松は裏板の楓に比べて軟らかいため、デルタ地帯をまた吹き飛ばさないか、ひやひやしながらの作業です。明日、ニカワ付けできると嬉しいな~。でも、ちょっと微妙なラインかも。

しかし、今日は、めちゃくちゃ暑かったですね。工房のエアコンが壊れているため、冷房なしで作業していますが(しかも窓を開けずに閉め切っています)、象眼曲げのアイロンを使うので暑さ5度増しです。汗をたらたら流しながら作業していました。明日、涼しくなるのを期待!

2005年6月29日(水) 表板に象眼を入れました!

making050629_1フイッティング具合を少々修正して、象眼をニカワ付けしました。後は、”神のみぞ知る”です。うまく入っているといいな~。

裏・表に象眼が入りましたので大きな山を一つ越しました。少しほっとしています(^^;


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